| ■ 『舞-乙HiME』 第13話 |
「茜色の空に…」 |
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相変わらず、惚れ惚れするような構成力。実はジパング編の2話は個人的にイマイチだったため、不安な年越しだったんですけど・・・この1話でテンション戻りましたよ。これまでのテーマなぞり、謎解明、設定説明、新たな伏線張り、各キャラの回し方の上手さ、そしてバトルエンタメ。ここまで濃密な1話ってだけじゃなく、前作や漫画版とのリンクでそれ以上の深みを見せてくれます。ホントこのアニメ、メディアミックス史に残る名作になるんじゃないですかね。
○ まずは、五柱と舞衣の説明
なるほど、僕はこれまで五柱というのは四天王みたいなノリで“すげー強いマイスターオトメ5人を集めた呼称”なのかと思っていたんですが(笑)、違っていた模様。
普通のマイスターオトメにはご主人様がいて、その契約によってローブ装着とか色々が出来るようになるってなもんなんですが。五柱というのはご主人様がおらず真祖様に仕えることによって、世界中のオトメが順調に活動できるように奔走する存在だとか。ガルデローベの学園長をしているナツキや、それをサポートしているシズルも五柱の一人。
だから、シズルはご主人様の認証なしでマテリアライズ出来て、ハルカはユキノの認証ないとマテリアライズ出来ないんですね。認証の設定の問題は、これで全部説明できそう・・・・・・漫画版のお超夫人が認証なしでマテリアライズしたのだけ謎なんですが、あれは単独で任務を請け負ったがゆえに認証なしでもマテリアライズできるようにした―――ってので納得しますか。
んで、この五柱に選ばれてしまったのが、数年前の舞衣とのこと。
「恋か夢か―――で悩んで」という話をニナが冷静にしていたので、この相手はセルゲイではなく、祐一は祐一として別に存在するみたいです。舞衣が行方不明になった後、彼がどこに行ったのか・・・が今後の鍵になりそうかな。アスワド5人は声優が判明しちゃっているんで、順当なとこはシュヴァルツとかですが・・・突如、味方サイドとして出てきても燃えます。つーか、シホとの絡みは良いのか?
※ 追記:
そう言えば、ファンショップの舞衣ポスターがパールの制服だったことと、そのくせにマイスターの称号を持っていたこと―――という伏線2つも矛盾せずに消化しました。今振り返ってみると、設定の見せ方はあざといほど絶妙ですよ。恐るべし。
てゆうか・・・よくよく考えてみると、ナツキが五柱になったのって舞衣の代わりなのでは?
それでいてナツキは「ガルデローベだけが機械技術を独占して世界を歪めている」というミドリの言葉に「痛いことを言う・・・」と、現在のオトメのシステムにも疑問を持っているみたいですし。前作キャラを単なる超越者ポジションとしてではなく、ちゃんと背景のあるキャラとして描いてくれるのは嬉しい限り。
○ シズルとトモエ
シズルもまた「昔」がちゃんと存在していて、その過去があってこその現在がある―――ということを含めて、トモエへの助言が入りました。「回り道」うんぬんは、「他人を蹴落としている場合じゃないでしょ?」という意味だと思ったので、さすがシズル様はトモエの悪行に気付いているんだ!?と驚いたんですが・・・
その20秒後にはアリカとイチャイチャ話していて、トモエのジェラシーパワーを臨界点まで上げているんだから―――この人も凄いんだか、天然なのか分からん。
トモエは伏線がかなり溜まってきたんで、そろそろ消化するかなー。
今週のアリカへの怨念もそうですが、舞衣をバカにした発言とか・・・ちょっとずつ本性を見せ始めた模様。ミーヤ以外にも、ニナとかはそろそろ勘付いてもおかしくないと思うんですけどねー。チエは気付いておきながら泳がせてるっぽいけど・・・・
○ 恋か夢か・・・
この回を観る前、年末年始の2週間で前作『舞-HiME』のアニメを(途中までですけど)まとめ観しておいて本当に良かったと思いました。大きなストーリー面としてもそうですし、ニヤリとさせられる製作サイドからの心配りがなかなかありがたい。ホント、このアニメって視聴者を意識して作っていますよね。
前作『舞-HiME』のあかねちゃんは、主人公:舞衣の決意シーンと対比させるためのキャラでした。
今作のアカネちゃんは、主人公:アリカに恋心を意識させるキャラだったんですね。
ジパング編で随分とアリカ&ニナが仲良くなってイチャイチャしているんで、別に男入れて三角関係にせんでもいーじゃんかよとも思うんですが・・・最終的にアリカもニナもこの狭間で苦しむってのがこの作品のテーマでもあるんでしょうから、順当に終盤のシリアス展開に向けて伏線を積み上げていますね。
しかし、アリカ→セルゲイというのは意外。セルゲイ→アリカというのは分かるんですが・・・・個人的に、アリカはマシロのオトメになることは確定しているんだから、ニナはナギサイドについて、セルゲイは最終的にナギ裏切ってアリカサイドに付くんじゃないかって思っているのですよ。この展開だと、アリカ→セルゲイの恋心って別に必要ないし・・・
○ 「でも・・・私、オトメなんです!!」
そして―――もう一つ、アカネちゃんが突きつけられた二者択一。
“築き上げてきたもの全てを捨てる”か、“カズ君を捨てる”か―――
前作での悲劇とか、漫画版でのハッチャケっぷりっとか、アカネちゃん役の岩男潤子さんが『舞-乙HiME』のネットラジオに出てた時に「これから先、アカネちゃんはシリアスな展開になっちゃうんですよね」とか言われてたとか・・・・・・またしても、アカネちゃんとカズ君の恋は実らないのかと涙したものです。そもそも、この作品のテーマが「想い合うものが分かれて戦わなければならない」というものでしたし。
現に、アカネちゃんは今まで築いてきた全てを捨てることは出来ず、オトメとして戦うことを選んでスレイブと戦いました。
漫画版の佐藤作画のハッチャケっぷりには及ばなかったけど、必死に戦うアカネちゃんの表情も鬼気迫るものがあって―――あ、こりゃカズ君は完全にビビってるわと思ったもんでした。アカネちゃんが「マテリアライズ!」と叫ぶとこなんか、色んな感情がこみあげてきて、うるうるしてきちゃいました。
でも・・・・そうしたシリアスモードを一気に吹き飛ばす、カズ君のダスティン・ホフマンっぷり!!
最近のスピリッツで窪之内英策が『卒業』ネタをやってて、「まー3周くらい回転して逆に新しいのかもなー」と思ったもんなんですが。まさか、一週間の間に二度も目撃するとは思わなんだ(笑)
でもなー。ホント、これまでの積み重なる悲劇を知っていて、いずれやって来るであろう今作の悲劇も覚悟していた分、ここをひっくり返してのハッピーエンドはマジ泣けるのですよ!
アカネの想いを知っていた分、お部屋係だったエルスとイリーナが本当に嬉しそうだったり、相談を持ちかけられていたナオがニヤリとしていたり、エアリーズ編で二人の関係を目撃していたセルゲイが相手の代表に足引っ掛けて転ばせたり。ちゃーんと他のキャラの細かい反応にも力割いているのもポイント高いです。
あー、ホントもう熱いわ。
ただ一つの心配事は・・・僕が『舞-HiME』シリーズで一番アカネちゃんが好きだってことが、来週以降アカネちゃんが退場してしまうことでテンション保てるんだろうかってことなんですが。むぅ・・・・
○ その他の出来事
ナギがいよいよ持って本性見せ始めました
・・・ミスリードの可能性もありますが。スミスとのコネクションを使って、新型スレイブを起動。あれはたまたまシズルが通りかかったから良かったものの、通りかかっていなかったら一大事だったワケで(それこそカズ君死んでたかも知れん)。現在“タメ”に入っているマシロとは逆に、ナギはここから暗黒面を見せてきそうな予感がします。
ハルモニウムの秘密をナギも知った
・・・そもそもハルモニウムが何だか分からんのですが、これでオルガンの鍵を開けるヒントをマシロとナギの二人が手に入れたことに。どちらが先に真実に辿り着くかはまだ分かりませんが、この二人の対立軸がハッキリしてきたかも。マシロは巧海と出会うまでは「男=ナギ=鼻持ちならないヤツ」という認識でしたが、巧海との出会いでで随分と変わったみたいだし。色々と水面下で動いていますよ。
舞台がヴィントブルームを離れた・・・?
漫画版もよく分からんとこに移動したし、こちらもどっかとどっかの国境でシズルがオトメのバトルに遭遇した模様。次回予告の絵は敢えて観ていないんですけど、新キャラなのかな?なのかな? 新キャラ登場が、旧キャラ集結にも似た燃え要素になっているというのも『舞-乙HiME』の魅力の一つだよなぁ・・・・
<次回予告>
アリカとイリーナとエルス。
エロエロですよ〜っ。アリカは漫画版同様にこういうことには無知なのね。何気にこういうことに詳しいエルスに爆笑。つーか、このコは相手が誰でも良いのか?
どうせだったら相手はニナの方が相応しいんじゃないか? |
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