【アニメ版『舞-乙HiME』感想 1】
 
第1話「ユメノ☆アリカ」
 第2話「乙女の園を駆ける疾風!?」
 第3話「はじめてのケ・イ・ケ・ン」
 第4話「炎の転入生!!」
 第5話「学園と制服とあたし♪」
 第6話「ニナ、まかれる…orz」
 第7話「蒼の舞/乙女の契り」
 第8話「運命の軛」
 第9話「海ー水着+遭難=?」
 第10話「それが乙女の一大事」
 第11話「HAPPY☆BIRTHDAY」
 第12話「仮面舞踏かい?」
 『アリカ&ニナの乙女ちっくTV』についての雑感



■ 『舞-乙HiME』 第1話  「ユメノ☆アリカ」

 という訳で、色々とありましたが―――秋開始アニメ感想1発目は『舞-乙HiME』。
 アニメは前作は一切観ていません(近所のレンタル屋には置いてない・・・)。前作の漫画版で感動し、今作も漫画版を熱烈に追いかけている―――そういう立場での感想になるので、微妙に間違った発言を繰り返すかも知れませんが、生暖かい目で見守って下さいね。


 前作も今作も、1枚絵としてのアニメの絵は色んなトコで見てたんですが・・・やっぱ動いているのを観ると、随分印象が違いますね。アクションも表情も予想以上に動いていました。さすがに、『かみちゅ!』みたいな化け物アニメの直後に観ると表情の動きには不満が出ますが、標準レベルでは頑張っているんじゃないかな。巨大ロボとの対決よりも、路地裏走ったりする絵の方が印象に残りました。


 ○ 14年前の事件
 いきなりモンスターみたいの出てきたから番組間違えているのかと思いました(笑)
 窓から身を乗り出しているミコトみたいな女のコがいましたが、金髪だったし、年齢的にも微妙だったから・・・・他人の空似ですかね。これが10歳だとしても、14年後は24歳。24歳のミコトって・・・・想像できんし。

 ペンダントをつけた赤ん坊と、身を張ってそのコを流した女性・・・・・・「オトメの力を失えば」の台詞を読めば、元オトメだってことなのかな? この刺客のリーダーっぽい人の声、関さん? クルーゼにしか聴こえん。


 ○ で、場面転換で主人公登場
 この見せ方で、流された赤ん坊がアリカであることが分かります。
 って、オイ―――ッ!!セルゲイが美形キャラだ!!!漫画版だと凶悪なルックスなのに・・・・「無難に裏切り者だと思っていたが」とか書いちゃったよ。このキャラが裏切ったら、全然無難じゃないですね。

 一度観ただけでは分からなかったんですが、アリカは砂漠の船を見て“助けてもらおう”と倒れたフリをしたんだけど、クーラックのせいでほとんどの人(子ども一人以外)が気付かなかったということですね。お尻から起き上がるアリカが可愛かったです。


 ○ オープニングは栗林みな実
 何故主人公でも第2主人公でもなくて、微妙な立ち位置のキャラの声優が!?
 って思ったけど、前作の主題歌もこの人だったんですね。むしろこの人は歌手として有名なのか。


 ○ なんか、RPGの冒頭部分みたいなスタートだ
 アリカとニナの初接触とか、開脚とか、ソーダの作画が良かったとか・・・・・そんなことより、ニナとセルゲイが親子ってのにビビりました。漫画版ではそんな設定じゃないよな・・・と思い返してみると、漫画版ではセルゲイとニナの絡みってほとんどなかったんじゃないか!

 いや、漫画版のニナの幼少期から判断すると、ソコの設定は変えてきてると思うんですが・・・・結構、狙ってイキな計らいをしているような。お互いに補完しあえて妄想できるような脚本の進ませ方であることが分かります。


 ○ 大人パート・子どもパート
 漫画版同様、この二つは切り離して同時並行で進めていくみたいですね。
 漫画版は「シズルがアリカを教育した」ってとこから始まっているので(設定として)繋がってはいるんだけれど、こっちは別々のまま進むっぽい。つまり、大人パートは謎とか陰謀とかを解き明かしつつ、子どもパートはそれを知らずにイチャイチャとバトルに専念できる―――で、終盤にこれが重なってドロドロになるってのがセオリーですが、果たして。

 なつきは千佳の人、シズルはカガリの人?
 どっちも全然雰囲気違くて分からん・・・・・・・


 ○ 「アリンコ?」
 漫画版でもこのやり取りあったような(マシロ相手だっけ?)気がするんですが、別にアリンコに似てるワケでもないですよね・・・・・「ばっちゃ」もそうですが。設定として入れているから使えってこと? それよか、セルゲイ呼んだメガネ青年の声が誰か分からん。聞いたことあるようなないような。ひょっとして重要キャラ? と思いつつEDテロップみたら、『ガンダムSEED DESTINY』でメカニックやってた人っぽい。これじゃ重要かどうかもわからん。


 ○ 世界観見せ
 田舎モノのアリカが文明に触れるという―――ファンタジーものの1話としては定番の描き方。電車にハシャいだり、切符を大事にしたり、アリカの性格がよく出ていて良かったし。つっけんどうにしながらイチイチ解説してあげてるニナの性格もよく出ていて良かった。
 よくある世界観提示だったけど、二人の性格・境遇をよく描写していて―――なおかつ冒頭の女性と「アリカの母親」の関係性を提示したり、よく出来ているシーンでした。上手いなぁ。


 しかし、「地球時代の文明が多少残っている」という設定なのか。いまいちイメージ伝わりにくいですね。
 ホワイトドール発掘後の『ターンエー』みたいな感じ? でも、その割には飛行機なくてビルが建ち並ぶって。


 ○ マシロ登場
 前作の漫画版での知世ちゃん系ニッコリ腹黒キャラでもなければ、今作漫画版でのショタショタした泣き虫いじられキャラでもなく。使い古された、おてんばお姫様のテンプレみたいなキャラでした。鳥山明辺りがデザインしそうなイメージ。

 ここの逃亡劇、勘違い具合もBGMもアクションの構図も素晴らしかった!
 さっきまでのゆったりした世界観説明から一気に事件へと急転するに相応しいスピーディな描写。アニメってのはこうでなければ!


 ○ ね、ミコト?
 1回目見た時、EDのテロップにナツキ・シズル・ミコトの文字があって「え!?ミコト出てた!?」と2回目を見てるんですが、なんと猫がミコトだった模様。ええ―――っ!?ご丁寧に声優も一緒だし、封印が解けて途中から女のコになるとかってんでもなさそうですし。声優さんとしても、どうなんだソレ。


 ○ 認証→バトル
 漫画版第1話ではマシロ君が何も分からずアリカとチューしちゃうって展開がありましたが、こっちでは知らないのはアリカだけ。なので、ちゃんと(?)ハプニングなしに耳にチューするマシロなんですが―――おてんば姫様が大人しくなってチューするって姿には萌えました。よかった、初めてアニメ版のマシロが可愛く思えた。

 
「パワーを集中しても、このコーラルローブじゃ・・・・・」
 ってことはローブにはいろんな種類があって、グレードアップしていくって伏線?
 これは漫画版もそうなんですが、イマイチ設定がよく分かりませんね。コーラルからマイスターオトメになるとパワーアップってこと? そもそも学生はオトメなの?? うーん??


 あかねちゃん出てきた―――!!
 これは予想していなかった。漫画版も実は出てるのか? (オープニングでアカネ・ナオ・シホが同じカットで出ていたし) 揃った前髪がキュートです。シズルのエロイ目ににこやかに「お姉さま」とか言ったりして、同じ顔・キャラなのに前作漫画版とは随分違う印象。


 バトル描写は・・・・・・・まぁ、現時点ではまだなんとも。
 アリカの持ってた蒼天の聖玉って、漫画版でマシロ君が持ってたヤツですよね。




 新アニメの第1話としてはなかなかの出来かな。
 バトル描写でいまいち爽快感得られなかったのは困るけど、その辺は主人公達の成長で何とかカバーするとして・・・後は、他の生徒達との学園生活が始まってからか。キャラ同士の掛け合いは申し分なかったので、週1で楽しみな番組が出来て嬉しい限り。






■ 『舞-乙HiME』 第2話 「乙女の園を駆ける疾風!?」

 第1話はメイン3人と世界観の描写+ちょいバトル。
 第2話は、第1話後のメイン3人の行方を描きつつ、それに絡めて今後の舞台となる学園の説明をドタバタ劇にしてしまう―――非常に手堅い構成です。全部じゃないだろうけど、オープニングに登場する生徒はほとんど出たんじゃないかな? たった2話であれだけの人数のキャラ説明をしてしまうとは・・・・

 この『舞-HiME』シリーズ、設定とかキャラとか売り方とかメディアミックスの手法とかからムチャクチャな作品だと思われがちなんだけど、こういうところはキチッキチッとしているんですよね。言うなれば、シリアス一辺倒なマジメなストーリーも作れる人達が一見バカな美少女萌えアニメを作っていると言いますか―――表面だけしか見れないと、前作初期の頃「単なる萌え漫画だろ」と見限っていた僕みたいになってしまいます。



 ○ メイン3人の行方
 アリカは蒼天の聖玉のおかげでナツキに保護されてガルデローベへ。んで、ご丁寧に全裸に剥かれました(笑) 1話の衣装は地味だったのですが、流行りのひらひら衣装+ノーパンのコンボで巻き返し。あと、感情によって三つ編が色んなカタチに変化するんですね。シズルLOVEバージョンが可愛かったです。

 ニナはローブの無断使用と、マシロと仮契約を結んだことが問題になり懲罰房へ。暗い部屋で正座ってのはエロいはずなんですが、オトメの制服が赤メインでいまいちエロくないのが残念・・・・・ナツキやらセルゲイやらがアリカを持ち上げるのがプライドを刺激したのか、「アイツのせいで」と懲罰を受けている責任を転嫁したのか(でも、ローブも仮契約もアリカは関係ないよね)、アリカに敵対意思を持つように。

 マシロは助けてもらった恩も知らず、アリカ・ニナを目の敵に。でも、裸で寝ているアリカのところまでチョッカイ出しに行く辺り、お姫様って暇人ですね・・・・・・寝ぼけモードの方が可愛かったです。むしろメイドさんが僕の好みです。



 とまぁ・・・・・現時点では、この3人の関係は最悪。
 漫画版が第1話から3人ともイチャイチャしまくっているのに対して、コチラはこれから徐々に関係を築いていく話になるんでしょう。漫画1年分の尺と、アニメ2クールの尺では、どう考えてもアニメの方が余裕があるのでこういうことになったんでしょうね。



 ○ キャラ説明
 懲罰中のニナを噂するシーン→アリカを追いかけるシーンによって、学園のメンバー紹介。よくある手法ではありますが(『極上生徒会』の1話もこんなんじゃなかったかな?)、前作や漫画版を知ってる人は「あぁ!あの人がここに!」と喜べる作りになっていますね。

 ◇ トモエ
 ニナに続くコーラルナンバー2のオトメ。優等生で周囲の信頼も厚いっぽい。
 喋りだした途端に胡散臭く見えたので調べてみたら、声がラクスだった(笑)

 ◇ エルス
 懲罰中のニナに気をかけたり、不審者にハシャいでるクラスメイトを注意したり、“いいコ”ってオーラが出てます。公式サイトとかオープニングでのニコッとした顔が可愛いです。ちなみに、声は主題歌も歌ってる栗林みな実。
 漫画版では信じられないくらいの巨乳攻勢をしてきたコだったので僕としてはノータッチだったのですが、アニメ版はそれほど巨乳巨乳してないですよね。百合具合はまだ不明ですが、現時点ではこのコが一番好きかも。

 ◇ シホ
 前作から引き続きの登場。
 ニナにお部屋係を断られたのを恨んでたり、アリカに本性見られたのを恨んでいたり―――何かとメインキャラにつっかかるポジションになるみたい。漫画版『舞-HiME』の珠洲城遥の役割なのか。何かとうずまきうずまきうるさい。

 でも、こういう“かき回し”系の役割は重要ですよ。ちゃんと取り巻きもいっぱいいるみたいだし、学園内でのドロドロした女の争いをコミカルに描けるかどうかがこのコで決まるワケですから。

 ◇ チエ
 女子校ものには必須な、宝塚男役系のカッチョいい先輩。初登場からアリカを抱きかかえたり、お尻を見ちゃったり、そういう役目になるのね。

 こんなコ、漫画版で出てたっけと思ってたら・・・・・・・漫画版『舞-HiME』でクラスメイトとして出てきた原田千絵(メガネの方)かっ!!原田千絵→チエ・ハラードって、ファラオを原尾にする『アイシールド21』みたいだ。
 ちなみに相方だった瀬能あおいは、今作ではマシロのメイド役として登場してるあのコ。めっさ僕のストライクゾーンです。扱いが良いんだか悪いんだか。


 ◇ ナオ
 前作から引き続きの登場。
 漫画版同様、前作よりは落ち着いたキャラになったみたい・・・・・だけど、メガネはかけてないのね。絶望した!
 漫画版に慣れてしまったせいか、赤髪には激しく違和感があるんですよね。というか・・・・原色系の髪って基本的にニガテなので。

 でも、アリカに脚引っ掛ける登場シーンとか、シホとのやり取りなんかは良かった。



 目立ったキャラはこんなもんかな。ここに出てきたキャラの「スール(アニメ版ではお部屋係?)」という説明で同学年のキャラも説明できるので、『マリみて』以降の先輩・後輩の繋げ方が、実は大人数のキャラを動かすのに非常に適しているということが分かります。勉強になるけど・・・・・使い道はないなぁ(笑)


 ○ んで、ナギ登場で次回へ
 あぁ、石田彰だ。アスランではなくカヲルくんの頃の石田彰ですね。キャラもそんな感じ。
 漫画版では諸悪の象徴みたいなキャラだったので、これを石田彰がどう演じるんだろうと不安でしたが・・・・割とフツーな「変わり者」のポジションっぽい。少なくとも、女のコのスカートが破けるまでお尻を鞭打つようなキャラではないっぽい(笑)

 そのナギの提案で、次回はアリカvsニナか。
 漫画版が何故だかアリカvsエルスで意味分からんかったけど。そうですよね、フツーは最初にメイン二人をぶつけるべきなんですよね。ということで、この二人の対決は楽しみ。アリカなんか本当素人なんだけど、どうやって戦うのでしょう??




 ○ 余談 前作→今作からの名前の移り変わりを考察

 ・風花真白→マシロ・ブラン・ド・ヴィンドブル−ム ・・・ブランは仏語で「白」、ブルームは英語で「花」。「風」は・・・・・? あぁ、ウィンド→ヴィンドか。独語か何かでヴィンドは「白」らしいけど。
 ・玖我なつき→ナツキ・クルーガー ・・・音の響き
 ・藤乃静留→シズル・ヴィオーラ ・・・? 藤→紫→ヴィオーラ??
 ・日暮あかね→アカネ・ソワール ・・・ソワールは仏語で夕方とか日暮の意味
 ・炎凪→ナギ・ダイ・アルタイ ・・・??
 ・原田千絵→チエ・ハラード ・・・音の響き
 ・宗像誌帆→シホ・ユイット ・・・?? ユイット→祐一ってこと??
 ・結城奈緒→ジュリエット・ナオ・チャン ・・・???
 ・鷺沢陽子→ヨウコ・ヘレネ ・・・鷺は英語でheronなので、他の言語でヘレネなのかも
 ・真田紫子→ユカリコ・シュタインべルグ ・・・前作ではシスター、今作では教師。名前は分からん
 ・瀬能あおい→アオイ・セノー ・・・そのまんま
 ・太田弥生→ヤヨイ・オールター ・・・前作漫画版は出てないよね?
 ・迫水開治→サコミズ・カージナル ・・・言葉遊びみたい(笑)

 以上、一応アニメのサイトに載ってるだけ。
 オープニングにハルカは出てるし、情報では深優もどっかに映ってるとか・・・・・・

 ちなみに漫画版に遥、雪之、二三は出てくるんですが苗字までは覚えていないのでコミックス待ちにしましょう。
 前作のアニメ版を見ていないのでチェック逃れもあるかも知れないですが、大目に見てやって下さい。






■ 『舞-乙HiME』 第3話 〜「はじめてのケ・イ・ケ・ン」

 第1話・2話でキャラ説明をしたので、ようやく第3話にてバトル描写の設定説明―――
 前作もそうだったのだけれど、漫画版は早口で設定説明を終えて読者置いてけぼりなところがあるので・・・・このタイミングで説明してくれるのはありがたい。今回の漫画版とアニメ版は・・・・ローブとかGEMとかの設定はほとんど一緒なのかな? マイスターオトメでない限りは、単独でローブを使うことは出来ず―――学園からの許可か、マシロみたいな権力者との仮契約が必要ってことか。多分。


 ○ あぁ、ようやく違和感の正体が分かった・・・・・・
 セルゲイの立ち位置が漫画版とアニメ版では全然違うんですね。
 漫画版だとヴィンドブルーム王国の宰相。
 アニメ版だとアルタイ国の少佐。

 漫画版のセルゲイは既に権力を握っていて、それでいてマシロも第1話の直前までは「本物の姫」として生きていたのだけれど―――アニメ版だとマシロは暗殺こそされないものの「本物の姫」かどうか怪しく、セルゲイは若き日の憧れから「本物の姫」を探している・・・・ってトコかな。

 うーん。結局のところ、マシロ物語としてはどちらも「本物かどうかは大した問題ではない!」という帰結に落ち着くとは思うんですが。今、漫画版の方が化け物みたいな熱い展開になっちゃっている以上・・・・・アニメ版の方は同じ主題を描いても厳しいものがあるかもなぁ。


 そういや・・・・漫画版ではナギとセルゲイが「少佐ではなく宰相になりました」などどやりあうシーンがあったけど、これはアニメの設定(主従関係)を踏まえた上でのネタだったのかも。




 ○ キャラがチラホラ固まりつつあります
 コーラルが1年生、パールが2年生なのか。
 んで、パールの上位がアカネ・チエ・シホの順で、この3人がトリアス―――ナオはやっぱり成績は悪いのね。
 コーラルの上位がニナ・トモエ。

 漫画版でニナとナオはスールだったのだけれど、アニメ版でもその設定は繋がっているらしく―――舞闘の際にニナが必殺技(?)を使うのをいち早く気付いていましたね。いや、単にナオが他のオトメよりも洞察力に優れているって描写なのかも知れんですが。


 アカネちゃんが頬染めていた相手はカズくん?
 何てゆうか・・・・・・今回、パールオトメの方々は変にキャラが立っている上に強いという設定なので、中盤以降のシリアス展開に向ける格好の餌食になりそうな恐れがします。シホだけは生き残りそうな気がしますが(笑)


 ※ メールにて「アニメのナオは成績悪い設定じゃありませんよ。公式HPのキャラ紹介にも載っていた気がしますが、ナンバー4の実力です。」との指摘を受けました。言葉足らずでゴメンなさい。僕としては「(誰も気付かなかったニナの動きを読んでいたことから)実力はあるのにトリアスではない」という意味で「(実力はあるのに本気を出さないから)成績が悪い」と書いたのですが、この書き方では誤解を招いてしまいますよね。スミマセン。訂正してお詫びします。


 即位式の渋滞の中に、ハルカ&ユキノ登場。
 ハルカはオープニングでシズルと共闘していたので(この絵はムッチャ格好良い!)登場するのは分かっていましたが、こんなに早く登場するのか!? ただ・・・・こちらも漫画版の方でハッチャけまくってクソ熱いことなっているので、アニメ版が食われないか心配。



 それと―――さり気ないですが、シズルがアリカにローブの契約をする時。ナツキがちょっとムッとして顔背けているのが芸細かいですね。シズル、強い上に包容力があって正義サイドというのが万能すぎて怖いです。普通のバトル漫画だったら真っ先に殺されるか、実は敵だとか―――何だかんだで退場しちゃうキャラなので。



 ○ 関俊彦はシュヴァルツじゃないの??
 今回、漫画版とかなりリンクされた展開を見せているので―――関俊彦=ラドと街中ですれ違ったのは、漫画版でアリカと戦っていたルーメン(?)で間違いないと思うんですが・・・・・・漫画版のルーメンの武器って、アニメ版のシズルのソレと一緒なんですよね。うーん? これ、単なる偶然なのかなー。

 それはそうと、関俊彦のキャラが「私はシュヴァルツ(革命組織)などではない!」みたいなことを言っていましたが・・・・・・ということは、幾つも敵対組織が存在するってことかなのか? 漫画版とのリンクを照らし合わせていく内に、どれがどれなんだか分からなくなってきました(笑)





 僕はメディアミックス展開されてる作品を同時に観るという経験があんましなかったんですが、この『舞-乙HiME』のように別物でありながら相互補完するような手法は相当に面白いですね。それこそ今チャンピオンでやってる『ドカベンvs野球狂の詩』のように、色んな部分の脳を使って楽しまないとならん感じ。

 自社作品を作って、商品価値を高めてから他社によってアニメ化orドラマ化してもらって広めよう(そして、著作権料で稼ごう)ってジャンプ・マガジン・サンデーでは絶対に出来ないような―――“漫画界の歴史を塗り替えるような凄い作品”なのかも知れないです。まぁ、これもサンライズがここまで力入れてくれた上に、佐藤健悦が信じられないような加速度的な成長をしたからって偶発的な要因がゆえなんでしょうけど。




 ○ 今週一番エロかった描写
 アオイちゃんの上目遣いが激しくエロかったです。
 セオリーではお姫様×メイドさんという組み合わせなんでしょうが、僕的にはメイドさん×お姫さまの方が断然萌えます。






■ 『舞-乙HiME』 第4話 〜「炎の転入生!!」

 アリカの入学にあわせて、これまでにチラホラ出ていたクラスメート&上級生が話のメインに出つつ、学園生活についてチョコチョコと説明してくれるの回。何気ないですが、「普段暮らしている部屋」とか「食事をどうしているのか」なんかが描かれるとグッと生活感が増しますし、生活感が増すと妄想もしやすいので―――4話目にキッチリ入れてくる辺りが本当にソツないです。こういう地に脚がついた構成だと、今後ふっとんだ展開になったとしても安心して観られそうですよね。



 ○ ハルカ・アーミテージ登場!!
 ぷっはぁ―――!!これには驚愕。
 いや、確かにオープニングでマイスターローブっぽいの着ていたんですが、漫画版の一般市民っぷりに慣れていたので、飛んできたのがハルカだと分かった瞬間に叫んでしまいましたよ。漫画版が“一般市民として”熱く描かれたのに対し、こちらは“マイスターオトメとして”アリカにとっての目標の一人として熱く描かれました。同じキャラを全く違うベクトルで描いた2作品が、両方とも熱いというのは凄いなぁ。
 オープニングで見せたようなシズル&ハルカの共闘という展開も見られそう―――こういう大人パートを「手の届かない存在」として序盤に描いてこそ、後半に主人公達が成長して追いつく展開が盛り上がるってもんですからね。このタイミングでシズルとハルカの凄さを見せ付けておいたのは素晴らしかったです。


 さて、その主―――能登ボイスのユキノ。
 ハルカがマイスターオトメだった衝撃と同じくらい、ユキノが大統領だって設定に衝撃。しかも、他の国のお偉方をまとめて言いくるめてしまったのか。アリカが終盤でハルカに成長した姿を見せなきゃならなくなったように、マシロも終盤にユキノに成長した姿を見せられれば燃えるんですけど―――今んとこ、マシロは全くイイとこないキャラですからね。ちゃんと成長してくれるのか不安・・・・・



 それと・・・・・シズル・ハルカのライバル関係をニナ・アリカに照らし合わせると共に。
 ナツキにも似たようなライバルが居たそうで―――このキャラは終盤で明らかになるでしょうが、それよりもナツキもやっぱりオトメだってことですよね。自分も戦える(多分)のに、今までシズルに頼んできたということは―――ナツキの出陣が描かれた時は、本当にピンチの時だってことか。何か、今回の大人パートは終盤に向けての伏線ばっかですね。



 ○ オトメは男に触れることができない
 オトメが男に触れると体内のナノマシンが消える!この設定にも驚愕!!
 いやね・・・・・これで百合萌えするしかなくなったなとか、男性向け同人誌に格好のネタになるなとか、そういうことは思ってませんけど(その割には書いてる)。これ、男の主の視点からすると―――せっかく可愛いオトメが自分のそばについてくれるのに、エロイことしようとするとオトメではなくなってしまう!!という葛藤が生まれるワケです。触れないメイドさんなんて、メイドさんじゃないやい!!(言いすぎです)


 まー、それはともかく。
 アリカの出生の秘密「私のお母さんはオトメだったはず!」に一つの疑問が。どんなに百合萌えな世界であっても男性抜きで子どもを作れるワケがないので、現役のオトメは子どもが産めないってことになりますね。そうすると―――“血の繋がった親子ではない”か“オトメを引退して母親になっていた”かのどっちかかな? そういや、第1話で赤ん坊を流していた女性はローブを使っていませんでしたね・・・・・・だから僕は「オトメじゃないんじゃないか?」と思っていたんですが、この設定ならむしろローブ使えないからこその元オトメだったのか? いや、もう頭がこんがらがってきました。



 ○ クラスメイト描写
 ようやく!!エルス可愛いよ、エルス。巨乳なのがもったいない。

 ・エルス
 アリカ&ニナと同室のキャラ。声は栗林みな実。
 これまで学園内にはアリカの敵しかいなかったんで、こうやって仲良く喋ってくれるコが出てきてくれたのはありがたいです。巨乳なのはアレなんですが、思った以上にタレ目っこなのがかあいい(←タレ目好き)。家がお金持ちなことを話すのを躊躇ったり、今後に掘り下げてきそうな伏線もチラホラ。

 ・イリーナ
 第3話でエルスと一緒にヨウコ先生のトコに行ってたメガネっ子。
 留学生? とにかく、国を背負ってガルデローベに来たのは確かっぽい。

 ・ヤヨイ、リリエ、ミーヤ
 『苺ましまろ』千佳のような髪のコがヤヨイ。背が高いのがリリエ。真ん中分けがミーヤ。
 前作アニメ版は観ていないんですが、どうやらヤヨイは前作からのリバイブキャラみたいですね。コーラルでは唯一? 他のリバイブキャラは(マシロ以外)、大人キャラか上級生になっていますから・・・・・どんなキャラだったのか気になる。
 この3人は1セットになってアリカを貶める役回りなのかな?

 ・トモエ
 コーラルNo.2
 右のサイドだけ髪が長い。『エコール』のアキラみたいに、寝ている間に切られたとしか思えない髪型だ・・・・・・上の3人とは一線を画すポジションっぽいですが、今のところはどういうキャラか分かりませんね。アリカの服を拭いてくれたのは善意なのか、含みがあるのか・・・・・・・



 自己紹介なんかで「コーラルNo.○○の〜〜」と言うところ、『ネギま』とかの「出席番号○○番」のノリなのかと思いきや、成績順なんですね。イヤミな自己紹介だなぁ・・・・・・・1位・2位のニナ・トモエは言うまでもないですが、エルスも10番台?みたいなんで―――まぁ、良い方なのか。


 それと・・・・・・ここまでの流れで、「オトメは国や家を背負っている」ことが分かります。
 つまり、何も背負っていないアリカは異端であり異質であり、それゆえに叩かれる対象にもなりやすいと。



 ○ パールオトメ
 1年生コーラルと、2年生パール―――パールに進級できるのは半分ということで、パールは憧れの対象。“お部屋係”として、お部屋係なのにお風呂の世話までしちゃって、まぁそうやって身の回りの世話をする・・・・いわゆる“スール”ってヤツですよね。
 『マリみて』、実は読んだことないんですが―――『舞-乙HiME』は一人のお姉さまに複数の妹がいてもOKみたいです。んで、今週ハッキリと分かった組み合わせとしては・・・・・・(まぁ公式サイト見れば一発で分かるんですが、本編に出てきたもののみ言及します)

 ・アカネ−エルス
 お嬢様−お嬢様の組み合わせ。ルックス的には最強。
 夢のような絵面ですけど、「受け/攻め」なんて卑しいことを考えてみると・・・・この組み合わせだと発展しにくそうだなーとか思ってみたり。

 ・チエ−トモエ
 こちらも、どっちも攻めキャラだな・・・・・・・・
 チエはキャラ立ちすぎているんで、早々にキャラ掘り下げてくれんかなー。見てるこちらがヤキモキします。

 ・シホ−???
 お背中流すシーンではよく分からんかったですが、確か第2話でヤヨイとミーヤが「お姉さま」と呼んでいたような(いや、先輩のことは誰でも「お姉さま」と呼んでいるみたいなのでお部屋係かは分かりませんけどね)。ちなみにニナはシホのお部屋係を断ったことで、怒りを買っていたみたいです。
 シホは上級生になったことで、逆に受けキャラとしての素質が開花したような。お部屋係よりも、チエ×シホのやり取りが素晴らしいです。

 ・ナオ−ニナ
 というワケで、コーラルNo.1のニナとパールの問題児ナオの組み合わせ。
 これまでのキャラの会話で「オトメは国や家を背負っている」ことを描いておいたがゆえ、ナオの「国なんか知ったこっちゃない。そういうのは(ニナに)任せた」という台詞が活きてきます。この二人は同郷なんですね。捻くれて生きることしかできないナオと、真っ直ぐに生きることしかできないニナ。この二人の関係はなかなかに楽しみ。ナオの私服はどうかと思ったけど。



 とまぁ・・・・第4話まででサブキャラと、その関係性までを描写し終わりました。すげーな。
 学園内のメンバーだけで1年分の話くらいは軽く作れそうですが、ヴィンドブルーム王国の人達とか、他の国の人達とか、テロリストとか―――これだけ要素がごった煮状態で、多分2クールで終わりなんですから。これはトンでもない密度の作品になりそう。






■ 『舞-乙HiME』 第5話 〜「学園と制服とあたし♪」

 舞台設定が前話でようやく整ったので、今週から日常パートの話が続くのかな?
 今回の話を観て強く思ったのが―――このアニメ、キャラ配置が綿密な計算によって置かれているんだなぁということ。主人公に協力的な人、ツンツンしつつ実は協力的な人、面と向かって敵対意志をぶつけてくる人、陰ながら見守っている人、協力を装って陥れようと企んでいる人・・・・・etc。同級生、上級生、大人パートと、これだけキャラが多くて混乱しそうな作品なのに、主人公を中心に無駄なキャラがほとんどいないように配置されているんですよね。これは凄い。単に魅力的なキャラを作るだけでなく、「話を作れるように」考えて置いているんだなぁと―――

 これは多分前作もそうなんでしょうけど・・・・アニメ発メディアミックス商品なので、漫画版だと「無駄キャラ」がどうしても生まれてしまいがち。でも、アニメを観るとそうしたキャラにもちゃんとしたバックボーンがあって、人間関係があって、それを中心に動いているんだってことが分かるのです。これは凄い!(別にアニメファンから叩かれたからこう書いているワケではなくて、本当にそう思います)



 というワケで、今週―――キャラのほとんどが登場したのに、その全部のキャラを上手く話に絡めて、見せ場があって・・・・と、物凄い回でした。面白かったー。



 ○ 今週も漫画版とリンクした展開が見られます
 アプローチの仕方は全然違いますが、どちらもファンショップが物語の鍵に。アニメ版が「バックステージ」で、漫画版が「乙女御殿」。アニメ版はよく分かりませんでしたが、漫画版の「乙女御殿」はガルデローベ公認らしく、売上げの一部はガルデローベに還元されてるようで―――アニメ版はシホが「いかがわしいお店!」と言っていたので、そこまでの協力関係はないのかも知れませんが・・・・・・・・

 ちなみに、このバックステージの商品を見てみると・・・・・
 アカネのポスター、えっと誰だろ真ん中分けのコのポスター、舞衣(!?)のパール制服でのポスター、シズルのポスター、ハルカのマイスターローブ(コスプレ用)、シズル・ナツキ・ハルカのフィギュア―――さすがにフィギュアの下の箱全部まではチェックできませんでした。

 シズルやハルカのような超有名人ならともかく、アカネみたいな現役パール生の商品もあるんだ。
 真ん中分けのコは誰だか分からなかったんですが、その隣はカンペキに舞衣ですよね。終盤にでも登場すんだろーなとは思ってましたが、パールの制服を着ているのはどうして? パールの時に学園を去って行方不明とかで、写真がその時代のものしかなくて、今でも熱狂的なファンがいるとか? それなら、ナツキがライバルのことを遠い目で語っていたことも納得いくけど・・・・・・・・


 ここまで考察しといてなんだけど、単なるファンサービスだったらどうしましょう。



 ○ カズヤ・クラウゼク
 ← 倉内和也
 “ゼク”ってのはなんでしょうね。
 ヴィンドブルーム大学の二回生ということは、随分と年上なんじゃないでしょうか。アカネちゃんのために奔走したり、エルス達への会話が凄く紳士的だったり、二枚目キャラなのに不思議と嫌悪感がないですねー。こんなにラブラブ光線をお互いに出しまくりなのに、エロイことは出来ないという設定だからか(笑)



 ○ ドロドロの女子校ドラマ
 健気なアリカを罠にハメようとする黒い影の一方、彼女のために力を貸してくれる人が存在する―――その両方を描きつつ、アリカのうつむいた顔を上げさせたニナがムチャクチャに格好良かった。今週は特に表情作画が素晴らしかったですねー。このシーンもしかり、シホのマキマキとかも。

<アリカに協力派>
 エルス イリーナ
 アカネ チエ
 ・・・アリカに「力を貸して!」と言われて迷わず即答したエルス&イリーナはイイコやなぁ。これまでずっと一人ぼっちだったアリカを知っている分、この時点で涙腺がゆるゆるに。

<アリカに敵対する派>
 シホ
 マシロ
 ・・・こちらは真正面からアリカに敵対する派。何だかんだ言って、いつも痛い目味わうのはこの二人のような・・・・・今回はマシロがアオリを喰らうハメに。なるほど、序盤から憎たらしく描かれたのはこうやってカタルシスを味あわせるためだったのかも。
 もちろん、これがいずれ裏っ返ってアリカーマシロの関係性が“信頼”に変わるのだとは思いますが。

<実はアリカをハメようとしてる派>
 トモエ ミーヤ
 ・・・ハイ、ということで黒幕はトモエでしたとさ。「ミコトが犯人だ!」とイリーナが喋りだした時は「アレ?前回ちゃんと人間のシルエットが出てたような・・・」と視聴者に思わせておいて、やっぱり裏がありましたよーという上手い描き方でした。普通に描いただけならここまで怖くならなかったろうけど、あの描き方だと本当に邪悪な女に見えるな(笑)

 トモエはアリカvsニナの舞闘の時からアリカの能力に驚いていたので、いずれ彼女が自分を脅かす存在になるんじゃないかとか思ったとかそんなトコか・・・・・
 ヤヨイじゃなくてミーヤを選んだのは、ヤヨイだとすぐにバラしてしまいそうだから?

<実はアリカに協力的な派>
 ニナ
 ナオ
 ・・・いっやぁ。もう今週はこの二人にやられました。ムチャクチャ格好良い!
 アカネやチエには出来ない情報収集方法で、裏の世界から攻めていったナオ。エルスやイリーナとは違って、静かにだけど確実に釘を刺すニナ。互いに自分の足りない部分を補いつつ、他のチームには出来ないことをやってのけるのがカッチョいい。



 こうやって分類していけば分かるのだけど―――チエ・トモエのスールだけ派閥が違うんですよね。トモエの裏のことまでチエが気付いているのかは未だ分からないんだけど、この辺りの「誰が誰のことをどう思っているのか」をしっかりと描いてくれると人間ドラマとしても一級品になってくれそう。別に、バトルなくても全然面白いんだもんなー。


 ○ 大人パート
 アリカの学費問題は、セルゲイが匿名で出資することで解決。
 この学費問題―――単にアリカを困らせるためだけでなく、今週の制服事件につなげたり、セルゲイ→アリカの伏線になっていたり、ナツキ達がセルゲイの動向に注目するきっかけになっていたり。一つの要素で色んな事件に絡めてくるのが上手いですね。
 アリカが出資者を知らずにセルゲイに喧嘩売ってるシーンは和んだ・・・・・・とりあえず中盤くらいまでは味方側のポジションでいてくれるのかなぁ。そっから先は分からんけど。




 ○ その他
 何気に作中では初接触な、アオイとチエがアイコンタクト一発で意思疎通だったのが萌えました。
 今作での設定は分からないんですけど、同郷だとか元同級生だとか、そういう関係があるのかな? だとすると、アオイ・チエメインの話もどっかで入るのかと楽しみになりました。



 単純にストーリーとしても面白かったし、キャラ掘り下げや今後の伏線とかも「これから面白くなっていくぞ」オーラがバシバシ出ていて楽しみです。あぁ、面白い。もうずっと日常パートでのほほんと過ごしていてくれて構わないくらいに面白かったんですけど、一応・・・・今後はテロリストとかも出てくるんですよね。うーむ、視聴者のテンション落さずにバトルに入れるのか?






■ 『舞-乙HiME』 第6話 〜「ニナ、まかれる…orz」

 何だ、このサブタイのセンスは―――
 いや、「orz」はどうでも良いんですよ。重要なのはその前。このサブタイからはどんな内容だかさっぱり分からないのに、終わってみれば「あーなるほど」という絶妙な塩梅なのが凄いです。まさかこのタイトルで、水着&触手プレイだとは思わなんだ。



 ○ コミックス1巻読んだ直後なので、ヤヨイちゃんが直視できません・・・・
 下着が苺柄でした。ポジション的にも続柄的にも、『いちご100%』の唯みたいなキャラなのか。背が小さくてロリ担当で出番がなくて無駄にエロイ。何だかんだ言って、このコとリリエもアリカと仲良くしてるのが微笑ましいです。悪どいのは田中理恵(トモエ)一人で、ミーヤが巻き込まれているってことなのか。

 そういやパンチラは鉄壁ガードなのに、更衣室はOKなんですね。



 ○ 冒頭の部屋のシーン
 何気ないシーンですけど、「先週パトロンの出資を受けることを承諾したアリカが返事を出す」「ニナはくすぐられるのが苦手」「くすぐられているニナを見てエルスが赤面」と・・・・・・日常生活を描写してるだけなのに、3つも伏線張っているんですよね。ホント、エロ萌え描写に隠れているけれど、侮れない構成ですよ。

 ところで、パトロン(もうセルゲイで良いと思うんですが・・・)がアリカに手紙を要求したのは何か理由でもあるんでしょうかね。筆跡を調べるとか? うーん、でもそれでアリカの母親のことが分かるとは思えませんけどねぇ。
 ちなみにパトロンからの手紙は、エルスは見たけど、ニナは見ていません―――まぁ、ニナが見れば「パトロンがセルゲイかどうか」が一発で分かってしまうからでしょう。こういうギリギリのすれ違い描写も見事です。



 ○ スール設定がココに活きてきました
 単に流行りに乗っかっただけかと思いきや、お部屋係のシステムにアリカ自身も乗っけてきました。あ〜、なるほど。これは様々なメディアミックス展開が出来るから『舞-HiME』シリーズならではかも。僕の場合は漫画版読んでて「主人公達はスール設定活かせないなぁ」と落胆していたからこそ、ナオとのスール化は嬉しかったです。

 ナオはパールNo.4とのこと―――でも、先週〜今週の展開を見る限りはNo.3のシホよりは万能っぽいですよね。無断外出のペナルティとか、ペーパーが弱いとかで4位に甘んじているのでしょうか。
 いや・・・・本音を言うと「4位でも高すぎだよ!常に落第ギリギリぐらいがナオたんだよ!」と思っていたんですが、彼女は彼女なりのバックボーンがあり、それなりの成績が必要だった模様。ナオがセルゲイとニナを語るとこが結構興味深くて、その上でナオの微妙な心情を察することが出来ずに「ニナちゃんは馬鹿じゃない!」と怒り出すアリカの真っ直ぐさも見ものでした。設定段階ではかなり面白くなりそうな素材を揃えられたので、あとはどう料理してくれるのか楽しみにしております。



 ○ エルス、ツッコむとこ間違ってるよ!!
 
「そんな。ダメだよ、ニナちゃん・・・・私たち女のコ同士・・・・・
 でも、ニナちゃんならあたし・・・・・」


 ニナちゃん相手なら水泳の授業中にケツ触ってもOK?
 エルスのガチ百合っぷりが、ちゃんとエロエロモードだったのが最高です。ミコトみたいに無知ゆえの女のコ好きキャラなのかなーと思ってましたので。


 まぁ、エルスは置いておいて―――
 ちゃんとこのシーンでトモエも被害にあっているんですよね。ここで事件に気付いて、トモエが塩と砂糖を入れ替えておいたという解釈も出来そうです。いや・・・・本当のところは分からないんですが、ただ一つ言えることは、またしても痛い目を見たのはシホだということ。このコ、今後の展開でトリアスらしいカッチョいいところを見せてくれるんでしょうか・・・・・まきまきリスト、ニナやアリカを遥かに上回っていた「ジュリエット」に笑いました。


 ○ ジュリエット出陣!!
 ぷっはー、燃えた萌えた。
 光とともに飛んできたから「またマイスターオトメだったらどうしよう・・・」と思っていたんですが、パールのローブをまとったナオで一安心するとともに、あまりの無敵っぷりに惚れてしまいました。
 作内ではこれまでずっとマイスター連中に頼りっきりでしたし、ここらでパールオトメの実力を見せてくれたのは良かった。しかも、それがナオたんですよ。熱いし、格好良いし、何よりニナ物語としてココでナオが助けてくれるというのは―――中盤でのナオとアリカの会話を踏まえると、なかなかグッとくる展開でしたよ。

 いや、冷静に考えてみると・・・・ニナも「ローブさえあればこんなヤツ」と言ってたので、ニナでも瞬殺で倒せたって可能性もありますが(でも、第1話の体たらくを見る限りは・・・・)



 ○ ニナ→アリカ
 ツンツンのみだったニナにデレが加わってきました!
 やっぱり、こうやって0から関係を構築していく描写が描けるっていう2クールの尺のありがたみは大きいですね。漫画版みたいに最初からイチャイチャ(あれが?)してるのも良いですが、アニメ版のように徐々にイチャイチャしていくというのもナイスです。

 ところで、ニナが溺れた際にアリカに重ねて見えた女性は、1話に出てきた赤ん坊を流した人と同じ人なのかな。同じ髪型だけど、髪の色が違っていたような・・・・・乙HiMEの力を失ったことで髪の色が変わったとか? セルゲイの回想だとどうでしたっけ。流石に1回観ただけだと把握しきれなくなりました。


 ○ そのほか
 今更気付いたんですけど、この世界の月の描写には必ずセットで“媛星”も描かれているんですね。

 それと―――公式サイトで、よく聞き取れなかったユキノのフルネームが更新されてました。
 ・菊川雪之→ユキノ・クリサント
 ・・・菊は英語でchrysanthemum
 で、アニメ版のユキノ&ハルカはエアリーズ共和国の大統領&マイスターオトメなんですね。エアリーズ・・・?



 水着で触手という一見エロエロなだけの回なんですけど、伏線やらドロドロした陰謀とかありつつ、それでもコメディだったり、グッと来る熱い展開だったり。30分間飽きさせない内容でした。本当、安定して面白いんですけど―――2クールアニメだと、どっかでトーンダウンされるんじゃないかと不安だったり。このまま2クール突っ走ってくれたら言うことないんですけどねぇ(イマイチ、サンライズを信じられない人)





■ 『舞-乙HiME』 第7話 〜「蒼の舞/乙女の契り」

 前回水着で触手プレイしていたアニメとは思えない、物凄く高密度でシリアスな展開に。
 まぁ、前回までの萌え展開も、萌えに走りつつもキッチリとした構成だったので―――今回みたいにしっかりとした話を作っても絶対面白いだろうという確信はありましたが。その斜め上を行かれた感じ。
 僕がコミックス版のシュバルツやマイスターオトメの設定を知っていたからなのかも知れませんけど、やたら多くの設定をストーリーの都合上出せなきゃいけなかったのにも関わらず、それをすんなりとストーリーに組み込んで、本筋のテンポは損なわないという職人芸を見せ付けられました。

 それでいて、マシロ・アリカの出生の謎とか、ミコトとか、ミユっぽい人とか。今後の展開への伏線をキッチリ張っていて期待値が否応なく上がっていきます。第7話からこのテンションになるとは思わなんだ。



 ○ マシロ−アリカの相互関係構築
 冒頭のマシロの回想、セルゲイの説明によって―――これまで単に「イヤミなヤツ」だったマシロの背景が明らかになりました。この境遇だったら、こういう性格になってもおかしくないなぁ・・・・・周囲に碌な大人がいなかったというか、何というか。
 14年前の事件(第1話冒頭のヤツですね)にて行方不明になっていた王女を、当時の内務大臣が連れてきて王女へと祀り上げたのが現在のマシロ。ということで、赤ん坊の頃から好きなように生きられる特権を与えられたマシロはやりたい放題になっちゃうのだけど、実は自分が「偽者の王女」と陰口を叩かれていることを知ってしまい・・・・・・

 と、これまでの伏線をなぞった通りの設定で納得。ナツキが皮肉めいた発言をしていたのも、分かる気がします。


 マシロにとって悲劇だったのは、「好き放題やらせてもらった」ことと「その根拠(王女であるということ)が不確かだった」ことの二つ。その二つによって苦しみ悩んでいた彼女に―――アリカは意識せずに前者を否定して(城を壊すと言ったマシロに反抗)、マシロの境遇を知った後は自分に重ねて後者を否定したワケです(後者のはマシロの反発も喰らったけど)。
 こうやって段階踏んで相互関係を構築していったからこそ、その後のマイスターローブ発動によって、二人で力を合わせてスレイブ撃破したということが感動的だったのです。主人公のローブ披露話は、ロボットアニメの後期主人公機登場シーンと同じくらい重要になると予想していましたが、これは想像以上に熱かった!素晴らしかった!流石にサンライズ、燃えどころをよくご存知で。


 えっと・・・・マイスターローブについては後述するとして。回想シーンから分かることは・・・・
 ・サコミズはマシロ幼少時からの付き合い(昔は痩せていた)
 ・ミコトも幼少時からの仲良し(こちらも昔は痩せていた)
 ・アオイちゃんはいなかった(これはチエとの絡みで明らかになるかなー)
 ・ナギとも子ども時代からの知り合い?(声の感じが幼かったので)
 ・そのナギの後ろにいるのはセルゲイではないっぽい
 ・セルゲイが14年前の事件時にヴィンドブルームにいたのは留学中だったため
 ・1話に出てた女性は、やはりオトメを引退した直後だった

 しかし、ナギって暇だよな・・・・・・ガルデローベのクラスメイトよりも出番が多いじゃないか。



 ○ 日曜の風景
 クラスメイトの出番は、今週はこれだけ。
 ・シズルはピアノを弾き、ナツキは読書
 ・ニナはランニング(この体操服、漫画版でも今週出てましたね)
 ・トモエ、リリエ、ヤヨイ、ミーヤは図書館
 ・イリーナはヨウコの手伝い
 ・エルスはアカネちゃんの部屋の掃除(やっぱ、この2ショットは最強だ・・・・)
 ・チエはWithを読んでました。地球時代の遺産?講談社なのは別に政治的な圧力ってワケじゃないよね。

 で、アリカは休日にバイト開始。この辺り、切羽詰った感は比じゃないけど漫画版ともリンクしてますね。
 だから、ウェイトレス系なんだろうと甘く見てたらドカタでした(笑) それを「ピッタシ」と言うクラスメイトは酷い・・・・でも、赤星鷹並の身のこなしでビビった。トビは金稼ぐには最適の職業だと鷹の親父も言っていたし、バイト複数掛け持ちの漫画版よりも早くお金たまりそうですよ。


 それはともかく、クラスメイトからアリカの日曜へと話がシフトしていく見せ方は、キャラアニメのお手本のような見事な流れでした。オルガンのシーンでも上手く利用されるし、計算高い構成は僕好みです。



 ○ シュバルツの設定
 黒い手紙の設定はアニメ版だと初ですよね。まぁ、あからさまに怪しかったですけど。
 漫画版だと第7話にて説明があったんで、両方チェックしている人は「あ!この手紙は!」と思えるような仕掛けになっているんでしょうか・・・・・・・コミックス1巻も出たことですし。

 アニメ版だと、その後ようやくナギがわざわざ説明してくれるんですけど―――何だかナギ&セルゲイが説明係になっちゃっているのがちょっとなぁ。この二人、「何考えてるか分からない」最も視聴者から遠いキャラなんで、この二人に説明してもらうとちょっと違和感が・・・・・・・



 ○ フミさんが月光蝶?
 マシロの説明でエアルの歴史観もちょっと分かってきました。
 発達しすぎた科学ゆえに大戦が起こり(十二曜戦争?)、文明のほぼ全てが消滅。残された数少ない機械文明はヴィント市のような限られたところにだけ存在している現状。
 その代わり、その大戦を集結させた英雄が最初のオトメ:フミ様で、それ以後オトメが軍事的にも重要視され、世界中からオトメを志望する学生が集まるガルデローベが出来たということか・・・・・・一応、設定段階では漫画版とほぼ同じ設定なんですね(キャラ配置が違うだけ)。

 で、そうなると―――疑問なのはスレイブとは何なのかということ?
 完全サイボーグは地球時代の科学だとしても、スレイブはよく分かりませんね。あ、あと漫画版に出てきたMAIDと完全サイボーグの違いも分からん。



 ○ ミコトの封印?
 まぁ、オープニングにもキッチリ出ていたんですけど。アニメ版でもミコトの人間バージョンがチラ見せ。
 ミコトはマシロが唯一心を許していた友達だったので、猫じゃなくなっちゃうと色々とバランスが崩れて一気に話が動きそうなんですが・・・・・・・今回、「封印を解くには○○が足りない」と、まるで昔のRPGみたいなお使いモードで流されました。

 「このハルモニウムの力を手に入れんとするなら、うたと、つむぎてと、まもりびと、揃えよ」
 何度か巻き戻して聞いてみたんだけど、ちょっと自信ない・・・・・・椅子が3コあったので、3人揃えろってことなんだろうけど。誰を表しているのかどころか、何を表しているのかすら分かりません。


 鍵盤を押して、アリカ&マシロの宝石を破壊するだけでなく、冒頭に出ていたニナやナツキ達を映すのも“規模の大きさ”を上手く伝える演出。ナツキのリアクションは「なんだと!?」なので、何かは知っている模様。ナギも表情を見ると何かありそうな雰囲気。んで、ミユっぽい旅人が登場。ミユだよね・・・・多分。だとすると、これも漫画版とのシンクロか。



 ○ 蒼天のローブ登場!!
 こちらもオープニングできっちり出ていたんですが、アリカバージョンは一応漫画版・アニメ版通じての初登場です(漫画版ではエレメントだけ出てきた)。
 マイスターオトメにはオリジナルのマイスターGEMが対(ピアスと指輪)必要―――という設定は、漫画版にチラッと出てきてましたけど、アニメ版は作中では説明はされてないですよね。あそこで蒼天の青玉がGEMを出したのは物凄く重要で、しかもムチャクチャ熱いシーンだったのだけど、前段階で設定説明が不十分だったため、漫画版読んでいないと楽しめたのかどうか不安・・・・・・とりあえず確かなのは、両方チェックしている僕は叫びまくりだったということ。熱すぎ。

 
「お願いっ!あたしを信じて!!」
 ここに地下通路で生まれたマシロ→アリカの信頼が活きてくるという見事な展開。
 マテリアライズのアリカも、表情作画が気合入ってて文句なし。エレメントを出すシーンも、それが巨大化して突撃するってのも格好よかった・・・・んですが、この技ってサンライトスラッシャー(By武装錬金)ですよね。小技の応用が効かなくて打ち切られた作品だけに、何だかゲンの悪い必殺技のような。まぁ、漫画とアニメじゃ表現の幅が違うので心配するほどじゃないと思いたいです。



 ○ マシロとアリカの出生の謎を考えてみる
 第1話で赤ん坊を流した女性は元オトメで、この人は王様に仕えていたオトメで、その契約に使っていたのが蒼天の青玉ということ。ここまでは確定事項でいいでしょう。

 だから僕は第1話で蒼天の青玉を持って流された赤ん坊が本物のお姫様なのかと思っていたのですけど、元オトメの彼女が自分の娘に蒼天の青玉を託して逃がしたという見方も出来るんですよね。オトメが子どもを産むためには、オトメを引退しなくちゃならないという設定なので、時間的にもピッタシですし―――
 ちなみに第1話で流された赤ん坊の髪の色はアリカと同じような茶色、内務大臣が連れてきた薄青のマシロとは別人(変な呪布にもくるまっていなかったし)。

 何故アリカが「お母さんはオトメだった」のを知っていたのかは、手紙か何かを添えていたのをばっちゃが見たとかそんなトコか。というワケで、アリカが「元オトメの娘」か「お姫様」のどちらかであるというのは間違いないっぽい。セルゲイとの絡みを見る限り、セルゲイはオトメだった彼女の面影をアリカに見ているので、「アリカの母親が元オトメ」が正答なんだろうとは思いますが・・・・・・


 マシロに関しては真偽を確かめようもないですね。
 親子二代で主人とオトメというのも熱いですが、正直そこは有耶無耶なままでも良いかも。アリカが言うとおり、「マシロちゃんはマシロちゃん」なんですもの。




 今週はもう、隅々まで堪能しました。ムチャクチャ面白かった。
 こういう回を見せられると、『舞-乙HiME』感想だけは続けようかと迷ったりしちゃって困る・・・・・・・・・・






■ 『舞-乙HiME』 第8話 「運命の軛」

 前回、マシロと契約をしてしまったアリカは必死に契約解除の方法を探すんだけど見つからず・・・・・と、アリカを始めとする生徒連中は日常パートで繋ぎのような回だったんですが。その裏で、前回のオルガンの音が世界中に響いた余波で、各国が秘密裏に動き出す・・・・・・という風に、穏やかな日々が続く生徒パートと、暗雲が立ち込めはじめている政治パートが並行して進み、生徒パートの方にも「今後は親友同士で戦わなきゃならなくなるかも知れない」と伏線を張ってきた回でした。

 うーん・・・・油断していると何が何だか分からなくなりそうですね。
 誰がどこの国出身とか、既に全然覚えていないけどかなり重要なファクターだったのかも知れません。ミス・マリアの解説は、生徒たちも各国に分かれて戦い合うという暗示な気がするし。うーん、時間があればもう一度第1話から見直しておきたいんだけどなぁ。


 ○ ナツキとシズル
 蒼天の青玉の契約については気付いていたものの、ミス・マリアにはそれを言わなかったみたいですね。学園内部と言えども一枚岩とはいかないということか。しかし、シズルの前であっさり「オルガンの音」と言っちゃうアリカは本格的に抜けているんですね・・・・・このアリカの天然っぷりがドロドロした政治パートを打破してくれると期待していますが。

 ハルモニウムについてはナツキらもよく分かっていないんでしょうか。探していても辿り着けなかったというし。そうすると、どうして皆オルガンの音であんな大騒ぎしていたんでしょうか。


 ○ セルゲイとナギ
 セルゲイは政治的な意図というよりは個人的感情で、アリカの蒼天の青玉を調べているみたい。しかし、それにニナを利用したりしてるのが・・・・・セルゲイがアリカ側について、ニナがナギ側につく―――みたいな離別伏線にもなりかねないですよ、お父様!

 一方のナギは、セルゲイすら帯同せずに怪しい男と接触。
 「僕にスレイブで・・・・」と言っているということは、シュバルツ関連だと思われます。やはりナギは“単純にいいひと”ではなかったのか。いや、先週のオルガンのシーンから既に怪しかったですけど。


 ○ ミユとアリッサ
 アリッサ!アリッサ―――!!

 この二人は現在漫画版でスポット当たっているので、ここで登場させてきたのも雑誌とアニメ版のリンクなんだろうけど・・・・漫画版のアリッサが萌えキャラ一直線だったから、コチラにはずっこけました。ミコトのように人間バージョンもあるのかも知れんけど、アリッサはミコトと違ってオープニングにも登場してないからなぁ。

 しかし、頭のトコの羽根(何て呼ぶんですっけ?)とか眼とか、ちゃんとアリッサとなっているデザインは見事。
 ミユも何故だか分からんが「アリカ命」でマシロに喧嘩売ったりとか非常にらしいキャラになっていて良かった。スタート地点から漫画版とアニメ版は全然別だったけど、それぞれの読者・視聴者のターゲットにあわせて設定や構成がどんどん離れていっているのが面白いです。


 ○ 今週のクラスメイト
 リリエ、ミーヤ、ヤヨイは「良いなぁ・・・アリカちゃん」とブーたれるだけ。
 トモエは本棚の陰からジーっと見ているだけ。台詞すらなし。何だか怖いという気持ちを通り越して可哀想になってきました。その上、田中理恵は他のキャラの声もあてているみたいだし・・・・・これは何かの伏線なのか、単に二役なのか。どう足掻いても報われなさそうな。


 ○ カルデア皇帝−アスワド
 漫画版でもここ数週登場しているカルデアという国、こちらの皇帝は見た目から悪っぽいですね。一応、マシロの即位式の時に名前が出ていました。で、そのオトメがフィア・グロス。声が田中理恵です―――漫画版のカルデア皇帝とオトメを見た直後なんで、どうしても笑いがこみあげて・・・・ちくしょう、サンライズの策略にまんまとハマっていますよ。

 このカルデア皇帝が取引をしているのがアスワド。エアリーズに何か狙うものがあるから共同で狙いましょう、みたいな取引っぽい。エアリーズはユキノとハルカの国。この二人はマシロ・アリカと伏線あるので、のほほんとしている主人公サイドにも一波乱起こしそうですね。

 しかも―――そのアスワド5人衆、ラド(関俊彦)はもうお馴染みの声なんですが。
 こ、この頭領の声は・・・・・・・田村ゆかり!ミドリかよ!!感想に書いて良いか悩んだけど、エンディングテロップと公式サイトに思いっきり書いてあるから良いですよね。しかしなぁ、ここでミドリ登場か。これも漫画版とのリンクということならば、来週早速彼女らが暴れるって展開なんでしょうか。


 ○ ナオ、何だかんだ言ってニナが可愛いんだなぁ
 ナオからバイトを命じられたニナが頬赤らめているのは一体・・・・・・何だ?エロいバイトをやらされるってことなのか? それとも何ですか、ナオ様ご指名でニナたんにエロいことでもするんですか?(エロ以外の考えには及ばんのか)

 アリカ・ニナ・エルス・イリーナは4人セットで描かれることが多く、現実としてかなり仲良くイチャイチャしていて和むんですが―――今週の描き方からすると、この4人同士ですら戦い合うという展開になるような気がします。
 アリカはどこの国の出身でもないニュートラルな存在ですが、ヴィンドブルームのマシロと契約を結んでいます。ニナはアルタイの少佐が義父でナギにも恩義があるのでアルタイサイド、イリーナはエアリーズの国を代表しての留学、エルスは出身国はまだ不明ですが両親が結構な権力を持ってるみたい。

 竜王戦争の例のように、学生でも国に分かれて戦うのなら避けられない道となります。
 そう考えると、同じ国出身のニナとナオの微妙な先輩後輩関係というのはかなり重要な要素なのかも知れませんね。権威に縛られないナオの考え方こそ、アリカの楽観主義以上にニュートラルって気もしますし。最終的にカテゴリー無化されそうな雰囲気を感じますが、まずはカテゴリーに分かれる過程からじっくり描くんでしょうか。2クールのアニメでそんな余裕があるのか・・・・・・??



 というワケで、繋ぎの回でも感想書くのが楽にならないほど詰め込みすぎの回でした。
 しかし、これ・・・・・・・物凄く面白そうな伏線をバシバシ張っているんですけど、これ全部消化しきれんのでしょうか? だってねぇ、サンライズの前クール『ガンダムSEED DESTINY』の例があるからなぁ。今の段階から期待値を上げすぎるのは怖い気がします。







■ 『舞-乙HiME』 第9話 「海ー水着+遭難=?」

 まぁ、色々と言いたいことがあるんですが・・・・・まず始めにコレだけは言わせて下さい。
 ルーメンがオカマだった!!!
 うわぁ・・・・もう漫画版でムチャクチャ感動したあのシーンが、「敵がオカマ」というだけで随分と変な意味になってしまったような。2巻読むのが怖いよ。そんな漫画版『舞-乙HiME』2巻は1月10日発売とCMで告知。表紙はニナでしたね。話数的には今週分辺りまでは収録されていそうですが・・・・・・・・


 ○ セルゲイとナギ
 冒頭、べん髪男から何か受け取っているセルゲイを見て「セルゲイ、お前も何か企んでいるのか!?」とショックだったのですが、何と中身はアリカからの手紙でした。結局、週イチで文通してもらってんのか。こっちのセルゲイは可愛いやっちゃなぁ・・・・・

 そのセルゲイ、ナギとジョン・スミスの接触を知らなかった模様。
 ジョン・スミスはシュバルツの交渉人で、ミドリ&ラド&ルーメンらのアスワド5人衆とは別組織。ラドは3話で「あんな奴らと一緒にするな」的な発言をしていたので、シュバルツとは仲良くなさそうなんですが・・・・・・今週のナギを見る限り、アスワドがエアリーズに侵入していることは知っていたっぽい。これはアスワド連中というよりも、カルデア皇帝のラインから情報が漏れたとみるべきか。


 ○ ナツキの「あいつ」伏線は露骨じゃないかな?
 まぁ・・・普通に考えれば舞衣で間違いないんですが。
 バックステージの舞衣ポスターがパールの制服だったことを考えると、1年次は普通に学園生活を送れていたんでしょうね。

 シズルの話を聞く限り、ナツキがコーラルの際に1学年上のトリアスの1人だったのがシズルということ? 静留&遥が高学年で、なつき&舞衣が後輩―――というのは前作と同じ設定なんでしょうが、前作よりもよっぽど上下関係が厳しそうなガルデローベでもナツキ→シズルはタメ口だったんでしょうか? ナツキがシズルのお部屋係だったりしたらそれはそれで新鮮なのだけど、今はむしろシズルがナツキの世話をしていますよね。世話というか、何というか。


 そういや、こちらのユカリコ先生はローブに変身できるんでしたっけ。
 漫画版での「ご主人様とイロイロあって・・・」という台詞はひょっとしたらココに繋がっている??


 ○ 国がどうのこうの・・・・
 新情報は出ていないんですが、一応「イリーナはエアリーズ出身」、「カズヤはカルデアの皇子(?)」という情報が反復されました。これは前回で“国に分かれて・・・・”という伏線が入ったからなんでしょうか。とりあえず現状で主要な4国出身者で分けてみると・・・・

 【ヴィンドブルーム】
 マシロ、アリカ?、(セルゲイ・・・留学経験がある)

 【アルタイ】
 ナギ、セルゲイ、ニナ、ナオ(反抗伏線もある)

 【エアリーズ】
 ユキノ、ハルカ、イリーナ

 【カルデア】
 皇帝(何とか14世)、フィア、カズヤ

 アカネちゃんがカズヤと知り合いなのは・・・普通に考えればカルデア出身だからということかな。
 アオイとチエはウィンク一発の関係なので同郷っぽいけど、アオイがマシロの世話をし始めたのは最近っぽいから・・ヴィンドブルーム出身かどうかは分かりませんね。
 トモエは異様なほどシズルを心酔しているので、出身が関係しているのかも・・・・・


 ○ で、エルス―――
 よくある“2人ペアで長距離レースもの”でしたが、アリカとエルス、ニナとトモエという珍しい組み合わせ―――加えてシホの暴れっぷり、マシロのツンデレっぷり、トモエ一派の嫌がらせ・・・・などなど、色んなイベントを詰め込んで飽きさせないのはキャラが上手く配置されているからか。本当、こういうの見ると、サンライズって凄いと思う。

 そして、エルスの心情吐露。
 漫画版ではエルスはコーラルNo.3なんですが、アニメ版では敢えてNo.17にしてきたのはやはり理由がありました。アリカと比較しちゃあれだけど体力に乏しく、ガツガツ上を目指せるワケでもない。
 そう言えば4話で「ウチは親が・・・・」と言っていたところも、ちょっと後ろめたい顔してましたもんね。オトメになることを夢見たワケでもなく、単に名のある家庭で優秀に育ってしまったがゆえのガルデローベ入りだったのか。それも十分に切ないんだけど、それで17位(51人中)という可もなく不可もない成績がとれるんだから・・・・・


 このエルス→アリカの描写は、終盤のカテゴリー無化の伏線になるやも。出身国が明らかになっていないのも、ニナと違ってカテゴリーに縛られないというヒントな気がしますし・・・・・


 ○ アスワドの目的
 エアリーズ内の“何か”を狙っているというのは確か。そして、その“何か”は―――エアリーズとしても“兵士を立たせて”守りたいもの。カルデアが動き出したのはオルガンが鳴ってからなので、同じくオルガンの音のことを知っているユキノ&ハルカが対策練っているのかと思っていましたが・・・・・全くの無警戒かい。

 ここでアリカがルーメンを倒すと話が大きく動き出しますが、コーラルGEMじゃ自分一人で変身できんですもんね。かと言って、蒼天の青玉を使うと言っても・・・・・ミユが外した宝石はどうしたんですっけ。どちらにしろ序盤でマイスターローブをクラスメイトに知られるワケにもいかないでしょうし、他の大人達が駆けつけてミドリちゃんが仮面外すという展開かな。







■ 『舞-乙HiME』 第10話 「それが乙女の一大事」

 いやいや、ホントにもう・・・・よくぞ、これだけの人数を効果的に動かせるもんだと感心します。
 アリカ、セルゲイ、ニナ、マシロ、ナギ、ナツキ、シズル、ハルカ、ユキノ・・・・と、味方サイドを無駄なく動かし、その上でヨウコ先生にも伏線張ったり、アスワド5人もちゃんと説明したり―――今後の展開に含みを持たせつつ、ちゃんと1話辺りのエンタメにもなっているのが凄い。30分アニメの場合、どっちがおろそかになりがちなもんですからねー。


 ○ ナギとセルゲイ―――狐の化かし合い
 互いが互いに「コイツ、何か企んでやがるな」と探りつつの会話が溜まりません。『舞-乙HiME』は第1話から「直情タイプの主人公が前向きに現状を乗り越えていく子どもパート」と「今後のシリアスな展開に備えて、裏で話が進んでいる大人パート」が並行していたんですが・・・・徐々に、大人パートの事件が子どもパートに侵蝕してきました。

 ナギはジョン・スミスと完全に手を結んでいて―――セルゲイを捜索隊に参加させたのも、スミスが“目的のもの”を入手できるような不確定要素を送り込みたかったため? スミスはセルゲイらを利用してまんまとゲット。アスワドはコレを奪還できなかったみたいなんで、今後のシュバルツ戦が変化しそうな予感です。



 ○ そのアスワド組
 今回でようやく5人組のキャラとなりが分かってきました。

 ミドリ・・・リーダー。前作からの転生組で、声が田村ゆかり。漫画版は前作と同じ武器だった(長いヤリみたいの)んですけど、こっちは日本刀みたいの二刀流?
 ラド・・・よく出てくる人、声が関俊彦(クルーゼの人)。アニメ版では前作にも出てた人なん? 関係性はよく分かりません。
 ルーメン・・・オカマキャラ。前回でアリカを海に落とした人。漫画版の感動を返してくれ。
 ガル・・・テンション高めのメカ担当? 漫画版でここ数週間登場してたのが彼女(?)ですね。声が誰かと思ったら井上喜久子かよっ!
 ダイン・・・力持ち担当。こういうポジションの人がいると、途端にギャグっぽく思えてしまう・・・・・てゆうか、この人があんなにガシャンガシャンやってなかったら、アカネちゃん達にバレなかったんでは。


 彼女らの目的は「地球時代の技術の復興?」
 『舞-乙HiME』の舞台は地球から移民して住み着いたエアルという星で。地球自体は消滅しちゃったとか、そんな感じでしたよね。んで、先週〜今週と彼女らが漁っていたのは移民したばっかの頃の研究施設。つまり・・・・地球時代、言い換えると『舞-HiME』時代の情報が残っている施設ということかな?


 んでもって、予想通りヨウコ先生とミドリは旧知の仲だった模様。
 それどころか―――彼女が眺めていた写真には、ラドっぽい人の素顔が。第4話か何かで、モニターに残っていたラドの画像をチェックしていたヨウコ先生がいたんですけど・・・・・まさか、アレは伏線だったのか。地球時代の技術の復興を企むアスワドと、エアルの文化たる象徴のガルデローベの技術顧問をしているヨウコ先生。「ヴィント市は地球時代の文化が結構残っていて・・・・」みたいなことをニナが言っていたので、その辺もかなり複雑に絡んでいるのかな?



 ○ ベッタベタなラブコメみたいでしたが
 アリカとセルゲイにフラグ発生・・・・・というよりも、これはもうかなり中期のイベントではないですか。
 セルゲイに関しては“ナギとの離反”伏線も張られたり、ニナとの距離も開きそうだったり。結構アレな存在なので、単なるお色気イベントではすみそうにないんですけど。


 まぁ、そうは言いつつ。今週の真っ赤になってるアリカに萌えまくりなんですけどね!!

 アリカは初期の頃から色んな人を無警戒に信じちゃってて―――ニナやマシロに代表されるように、最初はそんなアリカを胡散臭いなぁと思っていた人達がアリカを認めていく・・・・というのが『舞-乙HiME』のメインベースではあるんですが。セルゲイだけは、アリカは最初から「ヤなヤツ!」扱いだったんですよね。コレが徐々に裏っ返っていくのが、『舞-乙HiME』の隠し味のようなストーリーライン。こないだのハンカチから、今週ではファーストネームで呼ぶ関係にまでなりました。

 しかし・・・・・ここの二人は流石にくっ付きそうにないけどなぁ。セルゲイはアリカに彼女の母親の陰を見ていたので、むしろアリカ母のイベントを引き出すために接近しているような気もします。



 ○ こちらのマシロも輝いてきました
 アリカ救出のために、陰で尽力するマシロ―――ユキノと協力し合って、ガルデローベ出動まで漕ぎつけました。
 彼女は第4話でユキノのことは「わらわはああいう女が大嫌いなんじゃー!」と怒っていましたが、こうやって徐々に理解イベントを進めていって、最終的にはマシロがユキノ以上に(ユキノの替わりに?)世界を救うみたいな話になるんじゃないかと思います。



 ○ しかし、オイシイとこをもっていくなぁ・・・・・
 またしても、ハルカに持ってかれました。
 マイスターオトメでも認証なしではマテリアライズできないんですね。シズルとか、漫画版のレイラとかは認証なしでローブ着ていると思うんですが・・・各自、条件が違うってことなんでしょうか。個人的に、アリカが二度目のマイスターローブを着るトコがストーリーの鍵になるんだと思っているので、ココらへんの設定をそれまでに明らかにしておいて欲しいもんです。


 ミドリvsハルカ・シズルは―――顔見せ程度か。
 これまで無条件で最強だったマイスターオトメと互角ということでミドリの強さを見せ付けるバトル漫画っぽい手法ですね。漫画版はぽっと出のオリキャラでしたが、こっちは序盤で何度もアリカを助けてくれたシズル&ハルカだったのでインパクト大きいですよね。全然コンビプレイしてなかったから、ハルカは足引っ張ってるようにしか見えなかったけど(笑)





 という訳で、徐々に徐々にシリアス展開への伏線が張られてきました。
 とっても面白いんですが、大人パートの国単位のやり取りを見た後だと、トモエの嫌がらせはとてもしょぼく思えます。この子どもパートのやり取りが大人パートにまで跳ね返ってきたら凄いストーリー構成になるんですが、そこまで期待するのは酷か。







■ 『舞-乙HiME』 第11話 「HAPPY☆BIRTHDAY」

 前回で子どもパート(アリカ、ニナ、マシロ)に大人パート(アスワド)がチラッと絡んできたので、今週は箸休めのような繋ぎの回―――だと思ったら、結構重要そうな伏線とか世界設定が明らかになって、全く持って1週見逃したら置いてけぼり食うような密度の濃いアニメだなぁと感心しました。

 今週はチャンピオンが休みなので、これまで漫画版→アニメ版とリンクを楽しめていたのが、とうとうアニメ版の方が追い越しちゃった模様。追い越すだけなら別に構わないんですが、多分漫画の方が休みが多いのでズレが大きくなるんじゃないかと心配です。これまでのリンクやギャップが無茶苦茶ハマっていただけに、今後も何とか微調整して欲しいんですが。


 ○ 誕生日設定
 ニナとマシロが誕生日一緒だと聞いた時は「何だかストーリー上の御都合みたいだなぁ・・・」と思ったものなんですが、これにアリカまで一緒だとなると・・・・・都合ではなく、重要な設定であったのだと分かります。
 マシロの誕生日は「このマシロかどうか」ではなく、「本物のお姫様」の誕生日がそうなんでしょう。となると、そのお姫様の父親である王様に使えていたオトメの娘がアリカだとセルゲイは思っているんだから(すっげー分かりにくい説明)、セルゲイが知っていたアリカの誕生日は“オトメの娘”の誕生日なんだと思うんですが・・・・・

 となると、お妃様とオトメは同じ日に娘を産んだということ?
 うーん・・・それは余りにもムリがあるんで、14年前の事件で行方不明になった二人が見つかった日・・・・ならば同じ誕生日でも納得いくんですが、お姫様の誕生日を城の人が知らないワケがないし、アリカの誕生日をセルゲイが知っていた理由も分からないし。やっぱ、たまたま同じ日に生まれただけなんでしょうか。


 一方のニナ―――こちらはセルゲイと出会った日ということで、オープニングに出てくる血を流した若きセルゲイの絵なんかに象徴されるように、この二人が出会った際には何かしらのイベントがあったんじゃないかと推測できます。僕はそれが14年前の事件なのかと思っていたんですが、セルゲイが「6年前」と言っていたから年数的に計算合わないし―――お姫様の誕生祭か何かがあったとか? いや、マシロは即位するまで顔バレしてなかったはずだ(ニナも顔を知らなかった)。やっぱこっちも偶然の一致? そうなると、もう何が何だか分からん。


 それと。セルゲイの手帳にはその日が「女王の誕生日」みたいに書かれていましたが、アルタイの軍人であるセルゲイの手帳にヴィンドブルームの女王の誕生日が載っている理由とか、そもそも作中でマシロが即位してから数ヶ月しか経ってないのに手帳に載ってるのは?とかイロイロと疑問が出てくるんですが・・・・・・重箱の隅をつつくみたいなんで、この辺で。これが伏線だった凄いんですけどねぇ。



 ○ 離別伏線、一旦消滅?
 二ナの大切なものを守ろうとするアリカを見て、ニナとアリカの関係も修復?
 しかし、セルゲイがアリカに気にかけているという根本的な問題は解決してないので、パトロンがセルゲイであることを知ったらニナは離別していきそうな気も・・・・・

 んでもって、こちらも何やら思いつめているエルス・・・・登場時はコーラル17位でしたが、走破テストの不参加によって30位まで後退。25位までに入らないとパールに進級できない設定なんで(作中でそこまで時間が進むかは微妙だけど)、デッドラインを越えてしまったワケです。元々オトメになることを夢見たワケではない彼女だから、このまま故郷にでも帰ってしまいそうな雰囲気ですが・・・・・
 展開としては「オトメになることを諦めてもそれぞれの幸せを追い求める」パターン(SEEDのカズイみたいな)、「夢を持てなくても、頑張っている内にいつしか夢になっていく」パターン(それこそアリカみたいな)の二通りがあると思うんですが・・・・・シリアス伏線があるからには、単純には進まなさそう・・・・・


 しかし、アリカは走破テスト、一人でダントツ1位だったのか・・・・・・エルスって一体。
 いや、これはエルスを救おうと一人で闇雲に走った経験が活かされたのだと思うことにしよう。



 ○ そして―――あぁ!チャンピオンが休んでいる間に!!
 これも漫画版とのリンクの一環なんでしょうね。
 巧海&晶が登場!!しかも、タクミでもアキラでもなく、巧海&晶として。これにはビックリさせられたものの、この世界で言うジパングとは一体何なんでしょうね・・・地球から移民してきた人が根付かせたのがエアルの文化のはずなんで、横浜中華街の遺跡を見て「これが地球の文化だ!」と曲解して変な方向に文明が進んだとか? まぁ、それならば晶くんが忍者忍者できるから面白くなりそうではあるんですが・・・・・

 最初は巧海のオトメが晶くんなんだろうと思ったんですが、そもそもオトメになるにはガルデローベに入るしかないので、晶くんがれっきとしたオトメだった場合は面が割れているということになってしまいます。しかも、就学中はあの制服を着ていたということで(笑) ここはやはり、オトメではない別の戦士なんじゃないかと思います。

 く んしゅ
 の いのち
 一 番大事

 くノ一!!みたいな(笑)
 んでもって、オトメとくノ一、立場は違えどご主人様に誠心誠意使える気持ちは変わらない―――という展開になるとか。それだと漫画版のMAIDと丸被りです。僕の貧困な発想力ではこんなもんです。







■ 『舞-乙HiME』 第12話 「仮面舞踏かい?」

 前回が二ナの掘り下げだったので、今週はマシロの掘り下げ。
 んでもって、アリカが身代わりのお姫様になって皆がそれを演技するという、王道ながらキャラを活かせる楽しい展開でコメディタッチで終わるのかと思いきや―――これまでに張られていた舞衣の伏線と、今後来るであろう離別伏線をなぞりつつ、ヴィントの下層階級を描くことでマシロ成長物語の第2段階に入りました。徐々にだけど、子どもパートと大人パートが繋がってきた感じ。

 本当なぁ・・・・これは漫画版にも言えることなんですが、「繋ぎ」っぽい回にやたらと色んなものを詰め込んできて飽きさせない内容にしてきますよね。「あー、今週は観なくても話が分かるや」という回がほとんどない。これは僕的には楽しくて仕方ないんですが、言い換えると「付いてこれないヤツは観るな」ということで―――そういう作り方が可能なのが、最近の深夜アニメの強みなのか。



 ○ アリカたんお姫様
 ドレス姿よりも髪を下ろしたアリカにドキドキしつつ、今週は真っ赤になったりダラダラしたりムスッとしたりと表情の変化が楽しかった1話でした。オトメ役としてくっ付いてきたニナとの絡みも良かったです。皆にバレバレだったマシロとの契約だけど、アリカはまだニナにしかバレてないと思っているのね・・・・現時点で気付いているのは、ニナ、セルゲイ、ナツキ、シズルの4人?ナギは知っているんだっけ?

 しかし、今週はアオイさんの出番が多くて幸せなひと時。
 チエすら手玉に取る辺りなんか可愛い。この二人の過去もちゃんと今作中で描いてもらいたいです。


 ○ アカネちゃんとナオ様
 そういや、この二人の絡みって珍しいような・・・・詩帆と奈緒は前作から中学生だったけど、あかねちゃんは高校生だったから。この二人が同級生だってのは違和感あるんですよね。まー、それ言い出したらチエもそうか。

 アカネちゃんへの「オトメになれない体に」って台詞は漫画版とのリンクですかね・・・・・なんか、ナオに言わせるとエロエロしいですな。あと、ナオが貞操捨てる気満々なのは笑った。でも、そうですよね・・・・彼女は別にオトメに焦がれているワケでもなく、何だかセルゲイに選抜してここにやってきただけなんだものね。そりゃ、執着する方がおかしい。


 ○ マシロ成長物語・第2段階
 城を抜け出したマシロがヴィント市の現状を知る―――というのは漫画版にもあった展開ですが、こちらはちゃんと段階踏んでマシロの暴君っぷりと政治パートに向けての伏線が張ってあっての状態。全○話という長い話の中で、かなり重要な意義を持つシーンだったのだろうと思います。ただ・・・・・これはストーリー展開とかメディアの特性上、仕方ないんですが。漫画版の荒廃しきった街描写を知っていると、描写がイマイチかなぁと思ったり。

 ともあれ。
 序盤は完全に自分勝手で横暴でどうしようもなかったマシロ姫が。
 第7話でのアリカとの契約を経て「他人を信じる」ことを知り、第10話ではアリカを助け出すために(大嫌いだった)ユキノと協力することまで。徐々に変わりつつあった彼女が―――自分の政治によって、職につけず、食事も満足に取れない人々が出てきてしまっていることを知った。
 しかも、その現実を突きつけた男は、初めてマトモに憧れた異性だったワケで・・・・

 もらった花を潰せなかったことが象徴するように、彼女は今後この問題を抱えて成長していくのでしょう。アリカが立派なオトメになるのを目指すように、マシロもまた立派なマスターになるというのが『舞-乙HiME』の物語なので。漫画版に押されっぱなしだったアニメ版のマシロですが、ちょっとずつ巻き返してきたかも。彼女の成長物語がどういう結末になるのか、非常に楽しみです。


 ○ カガリみたいな子どもは一体?
 1回きりのサブキャラにしてはデザインが凝っているなぁと思っていたら、前回ニナから引ったくりしてたコが再登場。名前は出てきてないと思うんだけど、エンディングのテロップを見る限りは「ミミ」ってコかな?声が清水愛なんですけど。ニナとの関係者かと思ったら、ミコト関連かぁ・・・・・封印を解く鍵を記憶しているのはマシロだけなので、ミコトの封印を解くのは彼女で間違いないと思うんだけど。その為にはマシロ自身の成長物語が先に必要で、その後に封印解いて、ようやくこのコに認められるって話になるのかな?


 ○ 舞衣、やはりキーパーソンな模様
 舞衣にも石の名が付いているということは、マイスターオトメになったということですね。ポスターがパールオトメの制服だったのは、単にあの時点では衣裳を明かしたくなかったのか、あの時点ではまだデザイン出来ていなかったのか。それとも、アリカ同様に学生時点で契約をしてしまったのか。

 どちらにせよ、これで今作にも彼女が出てくるのが確定―――まぁ、そりゃそうだろ。
 巧海の話によると、「夢と恋の狭間で苦しんだ」みたいだけど・・・ということは、今作のアリカやニナも恋愛をとるか/オトメをとるかで悩むということなんですかね。女のコ同士でイチャイチャしているだけでは、やっぱりいられないのか。しょぼん・・・・・・

 多分、舞衣とナツキが離別した状況と同じような状況にアリカ&ニナも直面するということなんだろうけど―――舞衣が去った詳しい経緯が分からないから何とも言えんですよね。相手が誰かも分からんし。


 と思ったら、セルゲイが鴇羽のハンコを見て微笑むシーンがありました・・・・・・!
 え?マジで?マジでセルゲイ=祐一なの? 言われてみれば、1〜2話の時点でのセルゲイとナツキの関係って微妙な感じではありましたし、そういう展開でもおかしくはないんでしょうけど。舞衣が失踪したのにその原因っぽい人がガルデローベに未だに関わっているというのは、なにか釈然としないものが・・・・・・・祐一は祐一で出てきて欲しいんですけどねぇ。

 つぅか、ナツキもセルゲイも巧海の正体には気付いていなかったというか―――舞衣の正体を知らなかったということみたいですね。ジパングにオトメはいなかったということで、その辺の事情も彼女の失踪の原因なのかも。





 とまぁ、そんなこんなで2005年の『舞-乙HiME』は終了。
 まだまだ後半に向けて伏線張りまくっている状態なのでこの時点で「面白かったかどうか」を語るのはフェアではないですね。これらの伏線をどう活かすのか、後半の展開に期待しております。ではでは。







■ 『アリカ&ニナの乙女ちっくTV』についての雑感

 アニメが1週お休みなので『舞-乙HiME』成分が足りず(毎日『舞-HiME』観ているくせに・・・)、公式サイトの「姉妹校クイズめぐり」という企画で色んなサイトを見ていました(詳しくは公式サイトのガルデローベ学園祭を見て下さいな)。

 そこで初めて『アリカ&ニナの乙女ちっくTV』(こちら)を観たんですが、これが思った以上に面白くて、あぁ初回からちゃんと観ておけば良かったな・・・と後悔しました。この二人、役柄とボケツッコミが逆なのね。アリカ役の菊地美香さんの方がお姉さんでちゃんと仕切っているのが新鮮―――というか。


 菊地美香さんって写真とかよりも動いている絵の方が断然美人ですね!
 笑った顔が国仲嬢っぽくて、久々に胸キュン。ニナ役の小清水さんのように色んな声をやってきた人ではないので、素のトークでもチラチラとアリカっぽい声になっちゃうのもドキッとします。てゆうか、この人、特撮系では無茶苦茶有名な人で、数年前にオッサン達を夢中にさせたデカピンクの人だったんだ・・・・・ちくしょう、観ておけば良かった!



 まぁ、それは置いといて―――
 僕はこういう“声優さんが出ているアニメの話題をする”タイプのラジオとかを聴いたことがなかったんですが、出る話題、出る話題がその番組のことなのってとても楽しいんですね。「それ、○○ちゃんみたいだね」とか「■■じゃないんだから」とか、可愛い女のコが作中キャラの話題で盛り上がっているってだけでのを観てて癒されます。
 ほら、僕はオンでもオフでも趣味や話題を共有できる友達がいないんでね・・・もちろん主演張ってる二人は、僕なんかよりも『舞-乙HiME』に詳しいワケで。さり気なく出てくる話がマニアックなこと、マニアックなこと。菊地さんがアリカの声でシズルの台詞を喋ったり。もう、そういうのが楽しくて仕方ないのです。



趣味ページTOPに戻る
indexに戻る


Copyright (C) 2005-2006 yamanashi REI ALL RIGHTS RESERVED.