【アニメ版『舞-HiME』メモ 1】
 
第1話「それは☆乙女の一大事」
 第2話「ヒミツの放課後?」
 第3話「炎の舞/星の誓い」
 第4話「風のイ・タ・ズ・ラ」
 第5話「雨――。涙……」
 第6話「もえる十七歳(^^;)」
 第7話「迷子の仔猫たち」
 第8話「たいせつなもの。」
 第9話「海とオトメとなつきのヒミツ♪」
 第10話「ケーキ大戦!!!!」
 第11話「光と闇の輪舞」
 第12話「天使のほほえみ」
 第13話「〜たまゆらの夜〜」    



■ 『舞-HiME』 第1話  「それは☆乙女の一大事」

 近所のビデオ屋には『舞-HiME』置いていないため、バンダイチャンネルでの視聴開始。1Mでも、VHS録画で14インチのテレビよりも粗い画面なんだなーと多少はガッカリしました。まぁ、でも観れる分だけウダウダ言ってはいけないですね。CATV接続でもブロードバンドのコンテンツが観れるか不安でしたが、時間帯のおかげが全く支障なし。まぁ、朝の4時半からアニメを観ている人ってそんなに多くはないだろうけど、


 内容の方は―――
 1年3ヶ月遅れの視聴開始ということで、漫画版『舞-HiME』は全話熟読した上に、現在進行中の『舞-乙HiME』は漫画・アニメともにガッチリ楽しんでいる立場での視聴。大まかなストーリー展開は色んなトコで聞かされているので、本格的な感想というよりは個人的なメモ程度なものだと割り切って書くことにします。その辺りを御承知の上で、読みたい人だけ読んでくださいな。


 ○ 日常→非現実へ
 漫画版『舞-HiME』はページ数の都合でなし崩し的にバトルに巻き込まれちゃったし、『舞-乙HiME』はファンタジー設定なんで、実は他の3つでは描かれていなかった“非現実へ落ちていく感覚”をちゃんと描いていたのには感心しました。ここら辺は切り捨てて、割り切って楽しめよーというスタイルなのかと思っていたので。

 HiME能力を持ちながらそれを知らない舞衣を始め、巧海、祐一、詩帆は(あくまで第1話時点では)日常パート。
 「風華学園って普通の学校でしょうね?」という会話から見ても、祐一レベルの生徒はHiMEの存在すら知らないところから始まっている模様です。第1話からみんなの前でドンパチしていた漫画版とは違って、まだオーファンは一般の生徒を襲っていないみたいですね。隠匿されたHiME能力者を集めている誰かだけが知っているということか・・・・・・

 で、非現実パートが命となつきで、この二人が戦っているところに舞衣が巻き込まれてしまい、気付かなかったHiME能力に目覚めるという展開。非現実に戸惑い混乱しつつ「明日からは普通の生活が待っている」と思おうとする舞衣が、非情にもHiME能力を持って否応なく戦いに巻き込まれていくという・・・ライトなノリで描かれてますけど、よくよく考えたら重いテーマですよね。最近『ARMS』読んだばっかなので特にそう思います。


 ○ なつきvs命
 どうやらなつきは“HiMEを集めている者”と対立しているらしく、命は“集めているサイド”の人間みたい。
 漫画版の理事長vs生徒会長みたいな構図なのか、凪のことを言っているのか―――

 それはそうと、やはりアニメだとチャイルドの動きなんかも見やすくて迫力ありますね。デュランのメカチックな動きとか、命の回転斬りとか、絵を見てるだけでも楽しいです。特に命は、ちっちゃな体でピョンピョン跳ねているのがとっても可愛らしい。トラックぶった切るとことか、「1話目だから気合入った作画」だと差し引いてもかなりのクオリティかと思われます。


 ○ 舞衣、巧海、祐一、詩帆
 これは『舞-乙HiME』にも言えることなんですけど、HPとか雑誌とかの静止画だとあんまし可愛く見えなかったキャラが、アニメで表情を動かされると途端に可愛くなるもんなのですね。舞衣は特にコロコロ表情変わって可愛かった。巨乳描写もそんなにクドくなかったし、健康的なエロスを感じることが出来ました。
 次、巧海―――姉弟の会話に萌えんで何に萌えるってほどに、お姉ちゃんとの会話が可愛い。
 祐一は思ったよりも漫画版のまんまだな・・・・・ラッキースケベだけど男気溢れる行動とか。まだ、少年漫画の主人公っぽいです。「生きてたら(薬を)渡すよ」には吹いた。そうな、あの状況だったらそう言うしかないな。
 詩帆は現時点では真っ当な萌えキャラですね・・・これはどのキャラにも言えることですけど、スタート地点では漫画版とほとんど同じようなキャラで、これから徐々にズレていくのかな。


<次回予告>
 舞衣となつき。
 
「これって学園モノで萌え萌え〜な話じゃなかったっけ?」
 
「燃えたじゃないか、トラックとかフェリーが」
 セルフツッコミか。そういやこの作品の当初の売り文句って「サンライズ初の萌えアニメ」でしたもんね・・・最終的な評判は「どこがやねん」ってなものでしたが、スタッフは最初からそのギャップを狙っていたみたいで。損な作り方してるよなぁ。
 僕は当初「萌えアニメを見ている余裕はない」と切り捨てたんですけど、燃えアニメだったら最初から観ていたかも知れない。一方で、萌えアニメを期待していた人は、全然違うじゃんと途中で脱落しちゃったでしょう。結局、萌えも燃えもどっちも好きな人しか残れなかったワケで。勿体ないなぁと。






■ 『舞-HiME』 第2話  「ヒミツの放課後?」

 絵が止まって音だけが動くシーンが何度かあったんだけど、これはバンダイチャンネルの技術なんですかね。それとも元々こういう演出なの? 大事なシーンはキッチリ動いているから、単に作画が間に合わなかっただけとも考えられるんだけど・・・・どっちにしろ、こういうことを考えさせる辺りがネット配信の弱みか。まだまだ「ビデオの方が良いなぁ」と考えちゃいます。


 ○ 学園生活スタート
 この先の話が詰まっているのか、わりかし急ピッチで学園に溶け込んじゃいました。まぁ、実際の転校生ってこんな風に忙しないものって気もしますが、おかげでやたら出てきた登場人物を把握するのは大変。僕はそりゃほとんどのキャラを既に知っている状態ですけど、初見でこれだけのキャラが出てきたら混乱しただろうなーと思いました。

 教室、食堂、保健室、剣道場、庭園(?)・・・順当に学園の舞台を広げていく手法は第2話としては頑張っていると思うんだけど、寮についての説明がないので「なんでコイツここで料理なんかしてんだ?」と思われかねないような・・・・もう引越しは済んで、あの部屋が舞衣の部屋ってことだよね?第2話でここまで詰め込んでいるんだから仕方ないんでしょうけど・・・・・


 ○ 生徒会の面々
 漫画版同様、生徒会長(静留)派と執行部長(遥)派は思惑を違えている模様。まぁ、執行部長派は二人しかいませんが(笑)
 漫画版と違う点は二つ。祐一が生徒会サイドだということと、黎人の存在。黎人の中の人は『舞-乙HiME』でラドの声をあてているんだけど、それとは随分と印象が違いますね。現時点では好青年で舞衣も頬染めたりしているほどなんだけど・・・むしろ、珍しく素直に頬染めている舞衣の方が新鮮で可愛かったです。

 祐一は生徒会なのかー。アニメ版では“鍵”がないのでどうやって話に関わるんだろうと思っていたんですが、生徒会絡みなら能力の有無に関係なく出番がありそう。

 遥様は相変わらずステキ。漫画版よりも巨乳が抑えられているのがイイです。



 ○ クラスメイトの面々
 漫画版ではあまり出番のなかった千絵&あおいがメイン張れたのは嬉しい限り。千絵はまんま『舞-乙HiME』のチエなんですね・・・これでバラくわえてりゃカンペキ。あおいは基本的な性格は同じなんだけど、こちらはショタ好きなお姉さんって感じで印象はちょっと違うかなーと。巧海に絡んで困らせている辺り、『舞-乙HiME』でチエを手玉にとっていたのを思い出しました。

 舞衣と同じクラスなのは、他には雪之、祐一あたり。
 隣のクラスにはなつき、あかねちゃんあたり。あれ?深優もどっちかのクラスだったか・・・憶えてないけど。

 なつきが「タヌキ」と呼んでいたのは迫水だったみたい。なつきは凪とも敵対しているので、迫水は凪サイド? 真白は凪に睨みきかせているので、ここも敵対? うーむ、勢力図がまだまだ分からんですね。“本部”が何を意味しているのかも分からないですし。


 ○ その他の面々
 剣道場にて武田先輩登場。実はここ画面がぶれてよく分からんかったんですが、「全国に行くほどだったのに剣道辞めたヤツ」ってのは祐一のことですよね。漫画版は祐一のケガはかなり重要なファクターになっていたのだけど、こちらはどうでしょう。
 武田先輩の相談を受けて紫子、命と衝突して奈緒、舞衣に遭遇して真白&二三が登場・・・・・真白の扱いは登場シーンからして別格なので重要キャラだと分かりますけど、その他のキャラはまだ顔見せ程度ですね。奈緒も白モードだし。



 んで、巧海のピンチにて母のことを思い出した舞衣が能力発動。日常パートに踏みとどまろうとし続けた彼女が、自分の力で炎を操りだした展開というのはあっつい。


<次回予告>
 舞衣と命。
 初チューに関するアレコレ。女のコがイチャイチャしているのはとっても素晴らしいことだと思います。






■ 『舞-HiME』 第3話  「炎の舞/星の誓い」

 頻繁に絵が止まることに関しては、バンダイチャンネルが1メガに収まるように“重要じゃないシーン”は静止画に変えて容量を下げた・・・と踏んでいるんですが、どうでしょう?安値で全話観れるんだし、“重要なシーン”が観れないワケじゃないので、まぁ正しい判断かなとも思います。


 ○ カグツチ登場
 何かもう強いとかそういう次元じゃないような・・・・・・・
 デュラン付きのなつきとか命がチマチマ戦っていたのがアホらしくなるくらいの圧倒的な破壊力。これ、何の制約もなしに出せるようだとバトルアニメとして成立しなくなっちゃうので、何かしらのバランス調整が入るのかな。条件満たさないと出せないとか、完全にコントロールしきれないとか、他のキャラもあわせてインフレしていくとか・・・・・・

 Aパートまるまる使った割には、バトルの密度は薄かったかなぁ・・・・・・
 注目すべきは「凪が舞衣を扇動してカグツチを出させた」ということ。凪はHiME達を集めて、どんどん強くさせていくことを目的としているみたいなんだけど・・・・・・



 ○ HiME能力を知っている者とそうでない者
 個人的に、漫画版との一番の差はここかなぁと思います。よって、一番楽しみなのもここ。

 現時点でHiME能力が明らかになっているのは舞衣、なつき、命の3人だけで。彼女らを集めた真白と二三、それとこちらもHiMEを集めたがっている凪の6人だけが、現在のところオーファンやHiMEを知っているということに。静留、遥、祐一ら生徒会の面々はそうした事件を知らず(黎人は微妙なので保留)、なつきは静留を利用して舞衣の情報を得るくせに、静留の質問には答えない―――

 それでいて、なつきは真白がHiMEを集めていることにも反発しているみたい・・・ちゃんとした後ろ盾も味方もいないようで(迫水も真白派なのかな?)、「HiMEの事件には巻き込ませたくない」ながら、静留の情報網を頼るしかない。この二人の関係は危うくて今にも崩れ落ちそうなバランスで萌え。


 それと―――祐一は「(黎人と静留は)最強のカップルと呼ばれている」と言っているのだけど、黎人自身はは静留となつきの関係を「ジャマしちゃったかな?」と一歩引いたところで人間関係を見ている模様。舞衣の前で敢えて裏山の事件の公式見解を話したり、黎人は色んな意味で情報を持っているんじゃないかと思います。

 祐一はHiMEの存在を知らないけど、黎人は微妙・・・と言ったのはそのため。
 萌え萌え学園アニメだという割には、わりかしこの時点でシリアス伏線がバシバシ張られているような気がしますが・・・・まぁ、それは結果論か。



 ○ 真白と二三
 なんか・・・イメージと随分と声が違う。他のキャラは『舞-乙HiME』にまだ出てないキャラも含めて違和感ないのだけどなぁ。
 真白は多くのHiMEを奨学金制度を使って集めていて、命も舞衣もその一人。なつきは「ヤツラの口車に乗るな」みたいなことを言っていたので、なつきもまた真白の思惑を知りつつも反発しているということかな。

 なつきの言動からすると真白も凪も一緒くたに考えているフシがあるのだけど、第2話での真白の表情を見る限りはココも一枚岩ではなさそう。「守ることに意味がある」のか「戦わせることに意味がある」のかの違いなのかな? 現段階では、まだ真白の立ち位置が分からないように敢えて描いているっぽい。そういや漫画版でもそうでした(で、静留が反旗を翻したワケで)。


 結局のとこ、舞衣も命も真白に協力することを決断したみたいなんだけど・・・・正直、ここの決断はよう分からんかった。舞衣は母親の「巧海を守って」の約束を守るために、巧海の学園生活を守ろうとしたんでしょうが―――それなら、戦うのはなつきに任せて自分は普通の学園生活を送っても良いんじゃない?自分の手で守ることに意味があるってことなのかなー。

 
※ 後日追記
 僕の読み間違いでした。ここで舞衣と命が決めたのは「学園に残る」ことだけであって、オーファンとの戦いには関わらないスタンスにしたみたいです。ここから約1ヶ月間、舞衣はウダウダしているんですが・・・僕としてはあっさり決断されるよりも、こうやって悩んでくれた方が感情移入できるかなーと。




<次回予告>
 なつきと舞衣・・・だよね?
 パンチラガードに関する話。「(見えないように)出来ている」というのは、テレ東深夜アニメの可能性と限界を見事に言い当てているような。そりゃ僕も無闇にパンチラされるよりはガード入った方が嬉しいんですけど、『ワンピ』とか『BLEACH』で絶対に死人が出ないと分かりきっているように、作品全体の緊張感を失うことになりかねないと思います。(パンチラを熱く語る男)






■ 『舞-HiME』 第4話  「風のイ・タ・ズ・ラ」

 伝説のなつきパンチラ、触手責めの回。
 ハッキリ言って、噂から想像していたのを遥かに超えるクオリティでした。エロ分よりも、それぞれのキャラが無駄なく動いてほのぼのさせつつ、舞衣-なつきの相互理解物語にもなりつつ、バトルエンタメもやったりして、今後の物語の方向性が見えてきたような回でした。これは本当に凄い。3話までで見限ってしまった人が気の毒なほど、凄まじい回でしたよ。

 まぁ、あんまり飛びぬけた回があるってのも、次回以降でガッカリしかねない要素にもなっちゃうんですけどね・・・



 ○ 下着泥棒の話題から命のキャラ掘り下げ
 舞衣、命、千絵、あおいの会話シーン。話の根幹になる下着泥オーファンの話題に入りつつも、命の無知っぷりと貧乳っぷりを上手く描写していて、それでいて千絵やあおいのキャラも立っているという。今回この二人の出番はこれだけなんだけど、キャラ立ちとシーンの組み立て方が上手いので出番が少ない印象は全然ないですね。ご立派。



 ○ 下着泥の話題によってなつきのキャラ掘り下げ
 ノーパンになることよりも、ノーパンになってからの羞恥プレイと誰も頼れない彼女の性格が見事なまでに描かれ・・・結局のトコ、舞衣との関係を構築させる話に着陸させているのが凄いです。エロシーンが単なるエロシーンではなくて、ストーリーとして重要な意味を持っているという点を見逃しちゃいけません。


 むしろサービスシーンは武田先輩の扱い。
 ラッキースケベも束の間で、今度は冤罪で執行部に捕えられ、教会で説教されるという。何だかんだ、シリーズで一番悲惨なのはこの人なんじゃないかと思います。



 ○ 舞衣のファミレスバイト
 詩帆はホント、今のところ普通の萌えっこですね・・・
 祐一のことが好きだからといって舞衣に敵意を抱いているワケでもないし。変人ばっかのこのアニメでは(現段階では)常識人であると思いますが・・・・・・オープニングで命を追いかけている絵だけが、いつもの詩帆なんだよな(笑)

 さて、舞衣がバイトを始めたファミレス。
 僕的に赤丸急上昇中のあかねちゃん&カズくんが一緒にバイトをしていました。まぁ、漫画版もそうだったから予想はしてましたけどね。逆にビックリしたのが碧。ドジキャラかよっ!!田村ゆかりのカバーリングの広さ故の変化球ですよねー・・・・そうか、これはオンタイムだと漫画版とのリンクで驚かせるようなタイミングになっていたのかも。つぅと・・・・大体10話目前後がターニングポイント?



 ○ なつきの言動から考えると・・・・
 なつきが舞衣に知っていること全部話したワケではないとは思いつつ、「(HiMEを集めている)理事長の背後に何かがある」と言っているということは・・・・・なつきは凪がオーファンを操っている(出している?)ことを知っていたのに、舞衣には凪の話をしなかったので(舞衣は一度凪に会っているのに)。

 ということは、なつきとしても「理事長の背後にいる誰か」と「凪」は別の存在だと思っている模様。
 てゆうか、一緒だったら凪一人を倒せばいい話なのに、なつきは凪を泳がせているようなトコもありますからね・・・


 なつきは把握していないけど、この他にもHiMEは存在しつつ―――なつきが誰だか確認できていないということは、素質はあるけど目覚めていないのか、目覚めているけど隠しているのか。まぁ、普段から色んな人に見せるもんでもないですけど。



 ○ 下着泥棒を追いかける生徒会静留派と執行部派
 下着泥棒という素材を使って、生徒会内での立場とか人間関係をものの見事に描ききるという。

 遥は急進派であわよくば生徒会を乗っ取ってやろうと考えているんだけど、静留が「頼りにしてますわー」と言うと頬赤らめて本気にしちゃう。雪之はそんな遥を見守るポジション。
 静留&黎人はまだまだ超越者のポジションで生徒一人一人のために尽力する“いい人達”という描き方ですね。祐一は比較的一般の生徒寄り。なつきはそんな静留と相互に利用し合い、信頼し合っているような関係―――だけど、オーファン退治に静留巻き込んだらHiMEであることがバレるんじゃないか?? 結局、静留は寝てたから気付かなかったんだけどさ。




 んで、触手責めもそこそこに、舞衣、命、なつきが協力してオーファン撃破。
 舞衣はエレメント使うのは抵抗なくなったみたいだけど、カグツチ呼ぶのにはまだ躊躇するんでしょうか。そこら辺も含めて、今回は描くとこだけ描いたって感じで、週1アニメとしては珠玉の1話でした。面白かった!このクオリティを全話に期待するのは酷かなぁ。



<次回予告>
 なつきと命。
 ブラについての話題・・・もはや次回予告でも何でもないな(笑)






■ 『舞-HiME』 第5話 「雨――。涙……」

 ちょっと!何、このクオリティ!!
 どんなアニメでも飛びぬけた1話があるというのは珍しいことではないので、前回の第4話が凄く面白くても冷静に努めるようにしてたんですが(アレで?)。2話連続で絶賛というのはアッパレ。前回が色んなキャラを使って舞衣-なつきの関係構築を描いたんだけど、今回は敢えてキャラを絞ることで舞衣の孤独とそれを救済する祐一との関係構築までをビシッと描いてきました。これで主人公周りの初期描写はカンペキかな?(命は・・・謎キャラとして終盤まで引っ張っても良さそうですし)


 それと、今回は作画も凄かった・・・・と思います。太ももとか表情の変化とか。
 でも、哀しいことにバンダイチャンネルだと静止画になってしまうので動きの凄さとかは読み取ることが出来ない・・・・・あぁ、畜生。“深夜アニメの普及”をしたくても、インフラが整ってないとなぁ。



 ○ 『舞-乙HiME』のキャラはコイツラだったのね
 『舞-乙HiME』のクラスメイト、ヤヨイ、ミーヤ、リリエの元キャラ登場。リリエは名前の変化が大きくて、公式サイトを観ただけじゃ分からなかった。市ノ瀬小百合→リリエ・アディーンだもんなあ。音読してみると意外に似てるんですけど。

 んで、『舞-乙HiME』ではセルゲイの部下だったメガネ君は、こちらではクラスメイト:病院経営者の息子?だったみたい。病院の息子が都合よくクラスメイトっては何とも80年代みたいな設定だなと思うんですが、記憶操作とかうんぬんの話を聞くと、本来ここも一筋縄ではいかないトコなのかも。まー、2クールのアニメでこんなとこ掘り下げたりはしないでしょうけどね。


 とりあえず彼女らクラスメイトを使って、一般人とHiMEの差、情報隠匿と怪我人の問題、舞衣の心の孤独までを見事に描きました。これはホント凄い。5話でここまで設定説明できるもんかと感心しっぱなしですよ。



 ○ 命−舞衣の関係性話
 「舞衣のゴハンが良い」と、萌えることを言ってくれる命。
 バスの事故にて舞衣が塞ぎこんでいるときも、命だけは舞衣がムリしているのを気付いているんですよね。だから、最後のシーンの「やっぱり舞衣は舞衣でないとな!」となるワケで。他の関係みたいに1話まるまる使って描くんじゃなくても、第1話から徐々に描かれている舞衣と命の関係はグッときます。萌えるというより、燃えます。



 ○ 祐一−舞衣の関係性話
 結局、今回オーファン倒してないんですが(あかねちゃんの話も次回以降に持ち越し)、1話としての着地点は“心の闇に捉われる舞衣を祐一が晴らせてやる”というものでした。この関係は漫画版でもあったんですがアチラは祐一視点、コチラは舞衣視点―――と、ザッピングで楽しめるような商法になっているのですね。

 個人的には、漫画版では舞衣がどうして「同情なんかしないで」と反発していたのか分からなかったし、アニメ版では祐一が無条件でイイ男化しちゃっているので物足りない(腕のケガについては気合入れて見てる人は気付いたかも知れんけど)―――やっぱ両方補完してでの『舞-HiME』なんだなあと思いました。缶コーヒーの件は、なんか古い青春ドラマで可愛かった。



 ○ その他のキャラ
 深優・・・現時点ではヒイロ・ユイみたいな立ち位置なのかな? 目覚めていくHiMEを黙認している模様。
 あかねちゃん・・・漫画版と違って、こちらは最初からカズくんと付き合ってるのかな? 個人的には片想いを募らせている頃の彼女が好きなんだけどなぁ。HiME能力が目覚めて戸惑っているみたい。んでもって、なつきにマークされそうですよ。あわわ、あわわ。
 碧・・・「若いってイイなぁ」発言。前回、舞衣がタメ口きいていたんだけど、この人自称何歳のつもりなんでしょう。
 奈緒・・・舞衣とぶつかり。漫画版を読んでいない人なら2話で命とぶつかった人と同人物なんて分からないような描き方ですね。
 晶・・・お姉さま方のオカズになっております(笑)



<次回予告>
 舞衣、命、なつき。
 次回というか今回の話について、雨についてエヴァチックに鬱モードになる舞衣。






■ 『舞-HiME』 第6話 「もえる十七歳(^^;)」

 今回の前半部分だけ見たら、フツーのラブコメアニメみたいですね・・・
 詩帆はお兄ちゃんラブなだけで、ライバルでない相手にはとことん懐くのな。舞衣との絡みも、命との絡みも萌えました。

 あと・・・もう、巧海と舞衣の姉弟話がやばい。巧海が可愛すぎる。コイツがシスコンでなくて誰がシスコンなのだ。



 ○ 詩帆にスポットあたる伏線?
 花嫁衣裳の話や、HiMEの痣についての話は伏線っぽいけど・・・どうなんでしょう。実家が神社というのも、話広げられそうですし。
 それと“宗像さんちのじん”爺さんって『エースをねらえ』のコーチと同じ名前ですね。ルックスは似ても似つかないけど・・・漫画版『舞-乙HiME』に『エースをねらえ』のパロキャラが出てくるんですけど、それも何か関係あるんでしょうか。アチラではシホがお蝶夫人に憧れているという設定だったんで、元々そういうネタだったとか? 遠すぎだろ、それ。



 ○ あかねちゃんはまだ伏線の段階
 何か、やたら不幸を背負わされていますが・・・
 漫画版とのリンクでメインの週が一緒になっているとしたら、この2〜3話あとかな。伏線消化されるのは。

 どっちにしろ、彼女メインの話で深優の話も消化してくれそうで、色々と話が動くんじゃないかと期待してます。



 ○ カグツチを出せない舞衣
 山を吹っ飛ばした初めての召還以来、ピンチになってもカグツチを出せない舞衣。
 てゆうか、今週に至ってはエレメントも出せなかった。強さが圧倒的だったんでどうやって制限つけるのかと思っていましたが、舞衣自身が躊躇しての制限みたいで。葛藤消化してしまえば無敵なんじゃ・・・とも思いますが、こうやって躊躇っている様子を描くことで舞衣の心情描写になっているというのはかなり計算高い。

 今回も、正義のために愕天王を召還した碧との対比になっていて、舞衣もかなり思うところがあったみたいで。
 碧初登場を通じての、舞衣の葛藤消化のきっかけを描くというんだったらなかなか。『舞-乙HiME』もそうなんだけど、他キャラがメインの話でも、本筋のストーリーがちゃんと着実に動いているのがありがたい。1話1話見逃せない、密度の濃いぃアニメになってますからねぇ。


 ○ バトルシーンは・・・・
 やっぱチャイルドの戦闘は大味で、突撃とか、一撃必殺とかであんまし面白くないかも。
 むしろエレメントでガシガシ戦っているのが絵的にカッコ良い。命がミロク引きずりながら突っ込んでいくとことか、なつきの銃が役立たずなとことか(笑)

 命は漫画版だとイマイチ見せ場なかった分、こちらではチョコマカ動いてかなり目立っていますね。巫女衣装のままオーファン出現に気付いて走っていくシーンとか、かなりステキな感じに仕上がっていました。また、僕は神社という舞台に弱いんですよねー。初詣なんざ行ったこともないけど。




 あくまで1話完結で進む話なんですけど、前の話を引きずっての祐一−舞衣話だったり、舞衣の葛藤が次の回に繋がっていたり。一体感のある流れがキレイに決まっていますね。田村ゆかりの変幻自在な声もなかなか楽しかった。ここまでは、ほぼパーフェク。このテンションを2クール維持できたら凄いもんだと思いますが・・・果たして。



<次回予告>
 舞衣と碧、紫子。
 碧の年齢詐称疑惑について。碧の年齢については公式に不詳ということなのね。






■ 『舞-HiME』 第7話 「迷子の仔猫たち」

 前回は碧、今回は奈緒、んで次回はあかねちゃんかな。
 こうやって一人ずつHiME能力者が明らかになるって展開なのかな? それでいて、一人登場人物が増えるごとに人間関係が構築され直して、新たな一面が掘り下げられるというもの。簡単そうに見えるけど、コレは設定段階でのキャラ配置が上手いからこそ出来る業だよなぁと感心。


 それでいて、本筋の話も少しずつ動いているのもなかなか。
 まだ迷い続ける舞衣―――カグツチ召還したのが3話、もう7話なんでオンタイム時には1ヶ月間ウダウダしていたことに。ここまで引っ張るとなると、彼女が自分の意思で戦い始める描写にはそれ相応のイベントが必要じゃないかなぁ。巧海か祐一絡みだと予想されるけど、“詩帆の恋を応援する”宣言をしちゃった分、舞衣→祐一展開に向けるタメだって気がします。果たして。



 ○ 黒モード奈緒さま登場
 結局何をしていたのかよく分からなかったんですが、体目当てで付いてくる男をHiME能力でボコボコにして巻き上げているってことかな。んで目的は、世の男どもへの復讐? 漫画版と違って一人でも戦える分、彼女の性格は厄介ですね。

 中学生同士ということで命と絡み、奈緒さまメインというよりは、命-舞衣の関係を洗い直すということか。
 舞衣がウダウダ悩んでいるのにも話を繋げ(あんまし繋がってる気がしないけど)、舞衣-祐一ラインのタメにもなる。奈緒一人が登場してくる回だというのに、豪華に色んな話を描いたような気がします。特に奈緒の口から舞衣を否定するのは、単に「主人公讃美」のアニメになっていなくて嬉しい限り。でも、こういう積み重ねが終盤の舞衣に圧し掛かってくるんだろうな・・・・・・・・今から怖い。


 それはそうと、あおいと奈緒の関係は結局何?
 あおいは奈緒の本性を知っているみたいだったけど・・・・・・・・・・



 ○ 葉子先生と碧
 大学の同級生か何か?
 『あずまんが大王』のゆかり先生とにゃも先生とかもそうだけど、大人の女が二人で連れ立って飲み歩いたりしているのは非常に萌えます。過去の武勇伝の暴露とか葉子先生の掘り下げにもなるし、碧を通じて他のキャラの掘り下げにもなるし、ホント、キャラの使い方が上手いなぁ。あと、やっぱ田村ゆかりはライトなシーンの方が好きです。



 ○ 巧海と晶
 うーん・・・正確にチャンピオンとリンクしている週を把握してるワケじゃないんですが、もうこの時点ではくノ一として命と戦ってた辺りじゃなかったっけ。でも、男モードの晶くんの方が僕的には好みです。そりゃお姉さま方が大騒ぎするわ。

 それはそうと、この二人が黎人を手伝うってのは何かの伏線なんですかね?
 ここの二人だけ、物の見事に本筋に絡んでなかったので、非常に違和感を覚えました。


 黎人が普通の一般人ではないのは・・・まぁ、誰もが怪しいと思っていたでしょうが。意外にあっさりバラしたような。
 命が兄上とダブらせて見たのは伏線なんだろうけど・・・単に本人だと年齢差が微妙なような。命は昔っから発育が遅かったとしても、4つとか5つの差には見えんかったけどなぁ。



 ○ でも、まぁ舞衣&なつきの関係が萌えるし燃えるんだ
 命が男を連れ込んでいるところを見て壊れてしまう舞衣と、それに照れながら応えるなつきがイイです。さっきまでバーで情報屋とコンタクト取っていた女だとは思えん。

 それと・・・奈緒が舞衣を否定した直後、(別に庇ったワケじゃないけど)なつきが奈緒に牙を剥いたのにも燃えました。
 ここのシーン、普通になつきがカッコ良かったよ!最近は碌な活躍もしていないのに!!



<次回予告>
 あかねちゃんと舞衣。
 ファーストキスについて。次はとうとうあかねちゃんメインでしょうか。






■ 『舞-HiME』 第8話 「たいせつなもの。」

 
うわあああああああああああああああああああ!!!!
 まさか―――まさか―――この序盤でこんな展開になるとは予想もしていなかった。いや、「チャイルドが死ぬと大切な人が死ぬ」という設定自体は知っていたんですが、出てくるのは後半の山場だろうと安心していたんですよ。漫画版同様、ここであかねちゃんはカズ君と分かり合うことが出来て・・・一時であったとしても、彼女は幸せになれるんだと思っていたのに。思っていたのに!!

 この週、確か同じ木曜日のチャンピオンでの漫画版『舞-HiME』があかねちゃんがカズ君に告白する回だったはずで、その日の夜にアニメ版ではカズ君消滅だったのか。恐ろしい。あかねちゃんの伏線を引っ張っていたことから考えても、ここはもうスタッフが捨て身の覚悟で挑んだ回だったんでしょう。漫画版はそのフェイクに使われた、と。恐ろしい、こんなこと考えるスタッフには恐怖すら感じます。


 僕は予め「後半は鬱になる」という予備知識があったんで、それほどショックはなく、むしろ楽しんでいるんですが。
 これ、オンタイムで見ていて「あー良かった。あかねちゃん、カズくんと結ばれたよ」とか萌えていた人には堪えられんかったろうなぁ。それだけ落差をつけた分の衝撃。これで萌えアニメを期待して見ている人の8割を脱落させてまでも、よくぞ、これをやってのけたとも思います。すげーな、本当・・・・・・


 ○ もう、序盤のことなんか憶えてねーよ
 創立祭が始まったはず。
 舞衣が弟とイチャイチャして、晶くんがジェラっていたはず。
 命が寂しいよぉと駄々をこねて、なつきに懐いてたはず。
 遥と雪之がギャグ担当になっていたはず。いつものことだ。

 アニメ版の理事長と生徒会長は、最初から協力し合っているんだなとか・・・・・・そんなとこ。


 ホント、もうそんな日常描写なんか全部吹っ飛んだわ。





 ○ 舞衣の伏線消化・・・・その意味とは
 先日発売された『テレキネシス』2巻に、こういう台詞があります。

 
「映画作りに興味があって、面白い作品に出会った時は訓練のチャンスだぞって。
 途中で間を取って、後半のストーリーがどうなるか想像してから続きを観ろって。
 同じ筋を思いついていたらなかなかだし・・・自分の考えたほうが面白ければ、もっとすごいぞって・・・・・・」



 舞衣がウダウダ悩んでいる間、彼女の中でどんどん祐一が大切な存在になってきた上に、前々回の詩帆との同盟なんかが裏っ返す伏線のように張られたり。これはもう、舞衣の葛藤は“祐一を守るため”に消化されるんだろうと思っていました。それが、真っ当な燃えバトル漫画の正しいカタチだろうって。

 結局、舞衣は巧海、祐一、黎人を守るためにカグツチ召還という非常に曖昧な描写で落ち着きました。
 「何だよー。(舞衣の決心に)これだけ引っ張ったんだから、もうちょっと何か意味をこめてくれよ」と思いつつも、違う場所でのあかねちゃんの決意とシンクロさせ、前回ラストで出てきたアリッサのコーラスに乗せての、とっても美しいシーンに仕上がっていました。それだけで、まぁ満足できたんですけど―――



 突如、牙を剥く深優――――――
 消滅するハリー。自分の身が消えると考え、恐怖で崩れ落ちるあかねちゃんだったけど、消滅したのはカズ君だった。ようやく秘密を打ち明けたられたのに、ようやくそれを受け入れられたのに。初めて心が繋がってのファーストキスだったのに。

 現れた凪は言う。
 「僕は言ったよ。キミの一番大切なものを賭けられるのかって―――」
 賭けるのは自分の命ではなく、最も大切な人の命。そう・・・視聴者もまた、この凪の台詞を知っている。舞衣が初めてカグツチを召還したシーンにて。あの時の舞衣もまた、あかねちゃん同様に「自分の命を賭けるのかってことね」と思っていた。ということは・・・



 ここで、洞窟を抜けた祐一の第一声から場面は移る。
 「全く。お前に付き合っていたら命が幾らあっても足りねえな・・・」
 もちろん祐一は知らない。舞衣も知らない。舞衣のカグツチが破れた時、消滅するのは祐一だということを。



 舞衣の決意が描かれた時―――それは、その決意がもたらす悲劇をも同時に描いたのです。
 圧巻。
 なるほど、ここまで何週間も引っ張った意味がようやく分かりました。てゆうか、こんな意味があったならそりゃ何週間も引っ張って落差を付けようと思うわ。


 
「で、今回は?」 『テレキネシス』の会話の続き。
 小原正和監督の勝ちです。もう、これ以上ないほどの圧勝。
 これだけ伏線読み込んで先の展開を予想しても、他の伏線と絡ませてそれ以上ない展開にしてくるんだもの・・・こんなにも震えが来たのは、全盛期の『デスノ』とか、それこそ漫画版『舞-HiME』以来。



 ○ 動き出した勢力図
 これまで語り部として超越者のポジションにいた凪すらも、あかねちゃんのハリー消滅は予想していたなかったみたい。
 彼の目的はHiMEを集めて強化することだと思われるので、あかねちゃんが敗れてHiME能力を失ったのは彼にとっても誤算だったのでしょう。思えば、前回で奈緒となつきが戦おうとした際に「HiME同士で戦うのはダメだよ」と言っていたのは、ここに向けた伏線だったのか。今回の「キミの一番大切なもの」のように、何気ない台詞が凄く重要な伏線になってくるから油断できません。


 さて―――凪と目的を異する深優の存在。
 僕はまぁ漫画版で繋がりを知っているからなんですが、深優が戦闘モードに移る際に出てきた「シアーズ」というのは、アリッサのファミリーネームですね。神父さんや紫子なんかの教会連中もシアーズサイドでしょうか。彼女らの目的は、HiMEを消すこと? そのために、素性を隠してクラスメイトになって潜入しているのが深優の任務?


 こうなると、あかねちゃんがHiMEだということを誰も知らなかったことと、舞衣達がHiMEだってことをあかねちゃんが知らないということが重要な意味を持ってきますね。漫画版のように誰がHiMEかを全校生徒が知っているのなら、深優の素性を舞衣に教えてしまえば良いのだから。こういう「誰が○○を知っていて」「誰は××を知らない」みたいな情報戦は物凄くツボ。




 しかし・・・・しかし・・・・もう、呆然とするあかねちゃんが哀れでならないですよ。
 漫画版を読んで幸せな彼女を見て救われた気持ちになろうとしても、漫画版『舞-乙HiME』の方がアレだったからなぁ(笑) そうそう、漫画版『舞-乙HiME』のアカネちゃんの後ろ髪が解ける演出は、アニメ版『舞-HiME』のオマージュだったみたい。ホント、細かいトコ凝っているなぁ。





<次回予告>
 命と舞衣・・・?
 次回は海なのか。ここまで鬱な展開を描いておきながら、主要メンバーのテンションは変わらない・・・こうやって来るであろう悲劇に視聴者がやきもきするというのは、完全にスタッフの術中にハマっているということなのか。






■ 『舞-HiME』 第9話 「海とオトメとなつきのヒミツ♪」

 何か前回の話の衝撃度が強すぎて、キャラ回しの上手さとかにイチイチ言及するのが面倒になってきました・・・(汗)
 飛びぬけた回があるというのも難しいもんです。


 ○ あかねちゃんのその後
 学園内の噂としては「駆け落ち」
 真白としては「可哀想なことをしました・・・・」
 迫水は「例の件で忙しい」
 なつきはあかねちゃんがHiMEだったことすら知らなかった

 と、それぞれの反応―――ここのリアクションから、それぞれのキャラがどれだけ真実に近いかが分かります。
 今週の反応からすると、真白も凪も迫水も“一番地”サイドなのかな? 当面の目的「HiMEを集めてオ−ファンと戦わせる」は一緒なんだけど、そこから先の思惑はそれぞれ違う模様。
 迫水は“一番地”サイドながら、なつきと通じて情報を流したり、後始末をしたりしているのかな。なつきの「何故(待ち伏せする場所に)ここを選んだ?」という台詞を考えると、昔の出来事を知っているほどの長い付き合いなのかも。



 ○ という訳で、なつきの過去話でした
 なつきの母はHiMEの研究をしていて、娘がHiMEであることを知って逃がそうとした結果殺され―――なつきは“一番地”の連中に復讐することを誓い、まずは彼らの目論見を探ろうとしている・・・ってトコかな? それが手詰まりだったので廃棄された研究施設を捜し、ぬいぐるみの中の何かを見つけた模様―――ということは、なつきの戦いも一歩前進しそうな感じです。

 しかし・・・こうやってなつきが一人で戦っているようで、迫水が助けてくれたり、舞衣や命が協力してくれたり。舞衣にとってもなつきや命という存在があるからこそ潰れずに済んだワケで。誰にも話せず一人で苦しんだあかねちゃんが不憫でなりません・・・裏を返せば、舞衣はフェリーでなつきに出会っていなければ、あかねちゃんのようなことになっていたのかも知れないということですか。てゆうか、今はもうあかねちゃんのことしか考えられない。



 それはそうと。子ども時代のなつきの声も千葉紗子?
 言われてみれば、『苺ましまろ』の千佳っぽくもあった。




 ○ てゆうか、コイツらどうして水着で歩き回っているんだ?
 海のシーンとか、ボートを漕ぐのに水着ってのは分かるんですが・・・
 夜中一人で歩いている舞衣とか、立食パーティとかのシーンとか、どうして皆水着なんでしょう。若い女のコが夜道を水着で歩くなんて自殺行為ですよ。まぁ、ストーリーの都合上と、華やかさからすると良いことなんでしょうけど。

 巨乳描写よりも、遥が雪之におねだりするトコとか、葉子先生がキャラとしてハッチャけてきたトコとか。コメディ部分はコメディ部分で上手く回転していて楽しいです。でも、まぁ・・・このコメディの裏っ側にあの惨劇があると知っていると、素直に楽しめないという気もしますが。



 ○ その他の進展
 舞衣→なつきの呼称が「玖我さん」から「なつき」に
 ・・・こうゆう呼び名にちゃんと意味込めているのは好きだなぁ。

 黎人は命の兄ではない
 ・・・「妹はいないんだ」はなかなか深読みできる台詞ではあるんですが、今んとこは保留。しかし、彼がガレキの中から命を助け出したことに関しては、みんな疑問がないんだな。明らかに怪しいだろ。



<次回予告>
 遥と雪之?
 なんか、能登麻美子っぽくない声で、むしろアリカかと思った。






■ 『舞-HiME』 第10話 「ケーキ大戦!!!!」

 うぅ・・・未だに第8話の衝撃が消えず。生半可なコメディ回は受け付けなくなってしまった・・・
 というか、女のコの料理バトル、審査委員が男性陣―――という時点で救急車オチは大方想像がついてしまったし、ケーキ失敗も命の暴走(紫子班は元々ダメダメだったみたいだけど)というこれまでの手法だし。コメディとしても、これまでの回よりも劣ってしまう水準だったんじゃないかと。誕生日オチに関してはバレバレでもほろっと来るものがあって良かったです。



 ○ 晶くん、くノ一として登場
 オンタイムの頃に感想を書いているサイトさんを幾つか見てみたんですけど、この時点では晶くん=くノ一ということは明らかになっていなかった模様。「そんな馬鹿な、漫画版で命と戦ってたじゃないか!?」と思ったのだけど、漫画版では男装ネタもなければ、顔も隠されての出番だったので―――同一人物かどうかは伏せたままの展開だったみたい。なるほど・・・こういう話を聞くと、漫画版は制限だらけで、シナリオ書いていたキムラノボルの苦労がうかがい知れます。

 その晶くんのエレメント―――漫画版と違って小型のクナイ二つついたヤツ(名前知らん)で、替わりにチャイルド召還できるみたいです。そうか・・・漫画版は“鍵”が要るからキャラ数の問題でチャイルド出せなかったのか。んで、出てきたのがカエル(笑) そりゃ父上も召還を止めたがるわ。



 ○ 二三さん、底知れぬ実力
 『舞-乙HiME』では神聖化されている彼女ですが・・・『舞-HiME』においても万能メイドっぷりを発揮。
 深優のマシーンっぷりもコメディ飛び越えて伏線になっているのだけど、二三さんもそうなのか。紅茶をこぼさないくらいの動体視力と反射神経を活かしたバトルが観れるんでしょうか。それもどうかと。



 ○ 王道バトルアニメみたい
 オープニングで剣を地面に刺してるような絵があったけど、あれは命だったのかぁ。単に振り回すだけじゃなく、あんな使い方も出来るんなら、チャイルドなしでもなかなか活躍できそうですね。
 なつき、舞衣もバトルアニメっぽく必殺技でオーファン撃破―――したんだけど、このオーファンはアリッサが呼んだ(?)ものだったらしく、おかげでHiMEであることがバレてしまいました。ってか、舞衣はともかく、なつきと命は頻繁にバトルしてんだから今まで気付かなかったコトの方が不自然だと思うんですけど。


 オーファンを使えるのが凪だけってワケじゃなく、シアーズサイドも使えるのか・・・・・
 これはストーリーの行く末がいよいよ持って分からなくなってきました。


 とまぁ、今話のストーリー展開はこんなもんで。
 多分・・・・ストーリー的にはどうでもいい、こういう話を入れたのは「楽しかった日常描写」を今のうちに見せておきたかったからで。「この学校に来て良かったね!」がいずれ跳ね返るためなのかも。いや、これは今後の鬱モードを知ってるからこそ言える話で、オンタイムの時にこれが裏っ返るだなんて誰も思わんでしょうけど。




<次回予告>
 武田先輩となつき。
 今回はあんまりヒネリなし。しかし、この次回予告は聴いてるだけじゃ全然ネタバレにならないんですね。






■ 『舞-HiME』 第11話 「光と闇の輪舞」

 あー、やっぱり前話のゆったりした展開は“前フリ”であって、その日常パートから一気に加速して話が核心に迫りそうな勢いです。前話のように全キャラをムリヤリ一同に集めてなんちゃらかんちゃらというよりも、今話のようにそれぞれのキャラがそれぞれの場所でそれぞれの役割で動いている方が脚本が躍動していますよね。

 基本は―――真白・凪らによる一番地と、教会連中によるシアーズ財団の対立に、その狭間で運命に翻弄されるHiME達という三竦み的な構図なんですけど。これに、事態を知らない生徒会執行部が絡んで、HiMEと一般生徒のキャラを有機的に動かすという見事な手法。てゆうか、僕、珠洲城遥がハッチャけていれば満足な気もするぞ(笑)



 今回の話、学園に現れた吸血鬼の噂を受けて―――それぞれのキャラを動かすというお話。話の作り方としては下着ドロの回と似たような感じで、あの頃よりもキャラが掘り下げられた分、サブキャラで遊びがきいているのが見所かな? では、各キャラの動きを振り返ってみましょうか。


 ○ なつきと迫水
 迫水は一番地サイドなので、彼が吸血鬼のことを知らないということを描くことによって、「教会連中のオーファンなのか?」と視聴者が思えるようになっています。なつきはまだあかねちゃんの事件を知らないんで、シアーズの存在も知らなかったんですが・・・海の回でゲットした情報を元に、シアーズ財団がHiME(オーファン?)の研究をしていたことを突き止めました。

 バトル面ではさっぱりななつきですが、地味に、真実に近づいています。


 ○ 自称:正義の味方
 なつきの碧評が、とってもなつきらしいなぁ・・・
 こういう事件を率先して解決に走りそうな碧でしたが、何とケーキの回が伏線となっていたらしく(笑)、謹慎中ということで地下に潜ってしまったそうな。漫画版でもそうなんですが、この豪快すぎるキャラは脚本的に使いにくそうですよね。他のキャラがウダウダ悩むヒマを与えてくれないのですから。


 ○ 真白と凪
 やはり決定的なところで道を違える両者。
 真白は一般生徒への被害を嘆き、早急にシアーズを討ちたいと思っている模様。
 一方の凪は、シアーズの手の内を曝け出してから・・・と考え、舞衣に「手を出しちゃダメだよ」とまで言うほど。しかし、凪の居場所を舞衣がなつきに聞いていたってのは、なんだか微笑ましいエピソードじゃないですか? 「凪くん!凪くん!」って。ちょっと萌えました。


 ○ 一般生徒の代表:千絵とあおい
 僕はあかねちゃんの次にあおいちゃんが好きなんで、何で僕の好きなキャラから犠牲になっていくんだろうなーとショックではあるんですけど・・・彼女が前面に出てきたのは嬉しい限り。ちょっとハシャいでライブに出かけるトコも、千絵の話に顔を赤らめるトコも、ブラモロに剥かれているトコも全部素晴らしかったです!

 しかし・・・オーファンの存在を知らない一般生徒の代表キャラだった彼女らがついに巻き込まれたということで、今後は話が動きそうな予感が。こうやって日常キャラが少しずつ非日常に落とされていくのは、ホラーよりも寒気がしてきます。前話の誕生パーティのように、曇りのなかった笑顔をあおいちゃんがすることはもうないのか・・・



 ○ 動き出す執行部!!
 うわー!もう、遥様カッチョいい!!
 執行部と運動部連中を掌握して、教会を接収して、夜通し張り込みですよ。この人達、こんなにも時間外に働いて、ちゃんと授業出てるのでしょうか??

 そして、それを了承した静留・・・お腹をおさえた描写はHiMEである伏線?
 お腹にHiMEの痣があるってことかな・・・ということは、いつか静留様のお腹が御覧になれるということですよ!!(落ち着け)

 黎人が照れながら「アレ」や「コレ」と言っているのに、実は萌えました。



 ○ 一方の、祐一&詩帆
 一般人でオーファンの存在を知っている祐一と、知らない詩帆の会話・・・しかし、これで気絶していたとは言え、詩帆もオーファンに遭遇してしまいました。まだオーファンに遭遇していない安全圏のキャラって・・・実は執行部くらいしかいないんじゃないか!?(笑) 詩帆はどうなんでしょう。神社の回の舞衣との絡みなんかを見る限り、HiMEになってもおかしくないと思うんですが・・・

 祐一はとうとう舞衣にオーファンのことを問いただします。まだ11話なのに、こんな展開急いじゃって良いのか!?
 巧海→晶くんのように「今までずっと助けてくれたのはキミだったんだね!」とはいかず、「オマエもあの化け物の仲間なのか?」とか言い出す始末・・・いや、オーファンもチャイルドも元は一緒だとか凪が言っていたから、よくよく考えたら良い線いっているんですけどね。



 ○ 僕を萌え殺すんですか、巧海と晶くん
 「僕も手伝うから学園を守るために戦ってよ!!」
 あかん・・・萌え死ぬよ、これ。もちろん巧海の方に。
 しぶしぶ出陣して、「オマエに何かあったら姉ちゃんに殺される」と静止する晶くんも素晴らしいんですけどね。カエルのチャイルドじゃなくて、デュランとかなら祐一も「正義の味方だ!」と思えたろうに・・・・



 ○ そして、こんなところから核心が始まりますよ
 執行部が捕えたのは、夜間外出中だった奈緒一人(あおいちゃんとの繋がりは単に同室なだけだった模様)
 その奈緒の赤裸々な懺悔に耐えられず、逃げ出す紫子。そのショックからなのか、今まで断り続けてきた絵のモデルを引き受けることに。終わった後、頬染めているのは、単にフラグ立ったということなのか、エロを要求されたモデルだったのか・・・・・石上先生、一挙手一投足がエロイのでむしろミスリードくさいですが。

 そんな直後に、紫子がエレメント発動させているところを目撃されます。
 そうか・・・彼女のエレメントは弓矢なのか。アニメ版『舞-乙HiME』で、ユカリコがあっさり弓矢を出していたシーンがあって―――「え!?そんなアッサリとエレメントを出しちゃって(アニメ的に)アリなのか!?」と思ったモンなんですが。『舞-HiME』と同じエレメントなら、別にアリか〜。


 矢があおいちゃんに刺さってましたが、これはオーファンを狙ってあおいちゃんに刺さったのか、最初からあおいちゃんを狙ったのか―――分かりませんね。教会連中は全員敵かと思っていましたが、まだまだ様子見しなくちゃならないっぽい。




 うーん。ということで、かなりテンション戻ってきました。こういうキャラ回しをさせたら天下一品ですものね。
 悲鳴から執行部や祐一達が駆けつける絵なんか、かなりカッコ良かったです。後は、主人公が一人置いてけぼりでウダウダ悩んでるとこくらいか・・・このキャラ、悩んでいなかったのは第1話の最初だけだったんでは。



<次回予告>
 舞衣と真白と二三?
 ん?何だろ、コレ・・・声優ネタ?と思って調べたら、真白と二三さんは同じ声優だったということで。初登場の時、僕は「二三はイメージと声違うなぁ」とかアホなこと言ってました。恥ずかしい・・・しかし、『舞-乙HiME』のマシロといい、三役が三役とも同じ声優さんだとは思えないんですが・・・芸達者とも違う、声のバリエーションが多いとか、そういうことか。






■ 『舞-HiME』 第12話 「天使のほほえみ」

 ちょっと!ちょっと!面白すぎるんじゃないか、コレ。
 ダラダラしていた日常パートが、実は人間関係構築の伏線だったりで、それが各キャラの行動原理に左右しているというのが熱いです。“チャイルドがやられると想い人が死ぬ”というのは、ある意味で本人が死ぬよりも残酷なことなのでムチャクチャ緊張感ある上に、こうして構築された人間関係が十二分に活きてくる設定―――ホント、上手いこと考えたなあサンライズ。



 あ、そうそう・・・僕は感想書く前に他の人の感想読んでも大丈夫な人なんで、『舞-HiME』の場合はふぁみ男軍曹んとこの昔の感想読んでから書いていたりします。オンタイムの頃の空気とか、世間の考察具合なんかが分かって凄く面白いです。今週で言えば、「(あおいちゃんが)髪を結んでるのが新鮮です。」とか、12の考察とか。

 しかし・・・軍曹、途中で感想書くの辞めているんですよね。一体何があったのか、本編の内容と同じくらい気になります。



 ○ あおいちゃんの笑顔は早速見れました
 都合よく、昨晩の記憶だけ吹き飛んだ―――!!
 と思ったら、コレは一番地の記憶操作なんですね。そりゃそうだ・・・だから吸血鬼がなかなか捕まらなかったというワケで。

 しかし、あかねちゃんだって同じように記憶を消されて学園に戻ることだって出来たはず・・・それを一番地がやらなかったというのは、能力のなくなったHiMEは用なしだからなのか、深優の言う「具現化したチャイルドを殺さなければ(目的は達成できない)」が何か関係があるのか・・・後者の場合、あかねちゃんは本格的にカムバックできなさそうだな。


 ちなみに、もはやアオイちゃん=メイド服という刷り込みが入ってしまった僕にとっては、髪を結んでいる姿の方がデフォルトです。大好きなキャラなんで・・・今の上達しまくった佐藤健悦のアオイちゃんも見たいんですけど、漫画版『舞-乙HiME』では1コマしか出番がなくてねぇ・・・・・



 ○ シスター紫子を取り巻く環境
 遥様による取調べ(カツ丼付き)、静留様と二人っきりでお話―――アメとムチというより、北風と太陽みたいなコンビで。やっぱこの二人は最高の組み合わせだなぁと。遥には何だか不穏な展開になりつつもあるんですけど・・・

 静留はやっぱHiME確定? 紫子と二人っきりで話したり、祐一の微妙な心境を見やったりしているので。ただ、黎人がそれを上回るほどの怪しい動きをしているのも確か。しかし、創立祭で舞衣が黎人だけには「聞かないで下さい」と言っていたのが、怪しいのかミスリードなのか混乱させる要因になっているのが凄い・・・ホント、ミリ単位で計算されつくした脚本だ。


 んでもって、石上と紫子はなんか良い仲になっちゃいました。僕は石上はHiMEを捜すためにヌードデッサンを色んな女性に申し込んでいるんじゃないかと踏んでいたんですが、それ以上に、紫子のチャイルド消滅で殺される役割があるのやもと思い始めたり。急にくっ付いたカップルほど好き放題殺される予感ですよ・・・・



 ○ 二本の線が一つに繋がるとき
 なつきがとうとうシアーズサイドの本拠地を突き止める!今までのヘッポコっぷりを返上するように、一人で真実に辿り着くのだ!・・・と思った矢先に捕まった。もう、何なのだ、コイツは。母の形見から、何話にもかけて積み上げてきたものがコレで終わりか。そして、ここからなつきが何話もかけて辿り着いた真実に、なつき救出のために舞衣&命は1話で辿り着かなきゃならなくなっちゃって。

 しかし・・・これが秀逸なキャラ回しで、見事に辿り着くんですね。
 真白に追求を上手く避けられた舞衣は、自分達で何とかしようとHiME連中に声をかけることに。ウダウダと誰とも連絡をとれずに困っている裏で、真白は雪之と電話で接触。「珠洲城さんを守るために協力して欲しい」と言われ、雪之がチャイルドを召還!その索敵能力でオーファンとなつきを見つけることに成功。この二つの線が繋がってという展開は背筋がゾクゾクしました。
 あぁ・・・舞衣サイドも、雪之の気持ちも、真白の気持ちもちゃんと描いての結果というのが凄すぎる。徐々に、真白のキャラも見えてきましたね。


 その雪之のチャイルド。広範囲を隠密に偵察できるという便利極まりない能力でした。良かった・・・この能力を持っているのが女のコで(笑) 漫画版のミロワールに似ているようで、全然違うか。光学迷彩仕様というのだけは何故か一緒なのな。



 ○ 雪之と命
 海の回での何気ない会話が伏線となっていたのには驚愕。まぁ・・・ここの描写から逆算して構成したのかも知れませんが。
 命は命で、雪之との会話で「舞衣が好き」だということを知り、また、雪之は命の純粋さに触れて遥を大切に想う気持ちを再確認する・・・こうして二人の覚悟が別々の場所で繋がって―――という展開だけで、もうムチャクチャ熱いんですが!

 これ、裏を返せば“雪之のチャイルドが敗れれば遥が消滅する”、“命のチャイルド(出せないけど)が敗れれば舞衣が消滅する”というフラグでもあるワケで!一つの萌え描写が、一つの悲劇を生むかも知れない緊張感・・・同じように、静留となつきが良い感じを見せれば見せるほど不安も覚えることになるし。


 あ、そうそう。命に「好きだ!」と言われて真っ赤になる舞衣が可愛かったです。
 今週もウダウダしていた彼女でしたが、知り合いを撃てなかったり、友達が襲われたという理由で動き始めたり。バトルアニメの主人公としてはどうかなーとは思いますけど、心情的には凄く“分かる”キャラで、個人的には物凄く感情移入できます。こうやって悩み続けるキャラだからこそ、カグツチなんてパワーバランスを壊しかねないチャイルドを持たされているんだなあと思いました。



 ○ 牙を剥くシアーズ財団!
 なつきがシアーズに辿りついたこと、それを助けに舞衣&命が駆けつけたことで話は一気に動き出します。

 舞衣は初めて、深優とアリッサが自分達を狙っていることを知り―――とうとう深優も戦闘形態で攻撃開始、デュランを一蹴。バンダイチャンネル、今回は頑張った。8話では静止画でゲンナリさせてくれた深優の攻撃を、今回はちゃんと動画で配信してくれましたよ!(その後のカグツチ召還は静止画で笑ったけど)
 舞衣はきっと・・・クラスメイトが敵だなんて想像もしてなかったんだろうな。そういや命はアリッサを疑っていたみたいな描写があったと思うんですが(創立祭のコーラス時とか)、アレは一体何だったんだ? 今回、平然と斬りかかっていたけど、その為の伏線ってワケでもなさそうだし・・・


 しかし、キャラが弱いと思っていた神父さんがアッサリ退場なさって、アリッサが早くもボス的な位置についてしまうとは。宮村優子節が炸裂してて、何だかとっても嬉しい限り。アリッサが深優を起動する仕草、これがまんま『舞-乙HiME』の認証に繋がるんですね。『舞-乙HiME』の裏設定で、この深優の技術がオトメのローブに活かされていると考えるのが正解か・・・・?



 いやぁもう、面白すぎて困る・・・・簡単なメモのつもりが2時間くらいかかってるし。あわわ、あわわ。




<次回予告>
 詩帆と舞衣、なつき。
 「どうやったらそんなに大きくなるんですか!?」
 やばい・・・貧乳勢に萌えまくり。でもまぁ、なつきくらいなら別に貧乳じゃないですよ。僕的にはもっと小さい方が・・・・






■ 『舞-HiME』 第13話 「〜たまゆらの夜〜」

 1ク−ル目ラストにて、日常編の終焉。
 これ、多分オンタイムの際には年末最後の放送だったんでしょうから、年末年始の間中ファンをやきもきさせる為の放送スケジュールだったのかと思います。しかし・・・あおいちゃんの記憶消したり、アリッサと深優が姿を消したり、そういう小手先で誤魔化してきたものが全て露呈したような急展開。これ、まだ半分なんですよね・・・トンでもない密度だな。


 ○ まずは碧の帰還
 先週彼女がメモっていた“12”という数字は、予想通り“HiMEの数”とのこと。
 舞衣、なつき、命、碧、奈緒、紫子・・・舞衣たちは誰だか分かっていないのけど、晶くんと雪之。んでもって、今週なつきが辿り着いたのがあかねちゃん。これで9人。舞衣たちはアリッサもカウントしていたけど、凪は「紛い物のHiMEのくせに」と言っていたので12人には入らないのかな? なつき曰く「シアーズ財団はHiMEの力を研究していた」とのことなので、人工的にHiMEを作ったとも考えられますね。

 となると・・・あと3人か?
 伏線具合から言って静留は確定で良いでしょうが、あとは詩帆と・・・・・あぁ、そうか。真白もHiMEって可能性も高いですね。



 ○ てゆうか、夏休みだったのかよ!!
 あー、そうか。どうりでずっと授業の様子が描かれないと思った。てゆうか、誰も実家に帰ったりせず、ずっと寮にいるもんなんですね・・・部活やってるってワケでもなさそうだし、誰一人受験勉強もしてないのに。そんなに居心地が良いのか、この寮は?


 というワケで、2学期のスタート。
 2クール目の急展開に備えるように、1クール目で構築された人間関係をおさらいするようにお祭りで日常パートです。浴衣姿はそれぞれ新鮮、特に真白の薄ーい色の浴衣がエロっちかったです。


 舞衣・黎人は急接近するも、舞衣はウダウダウダウダと「巻き込みたくない」と距離を置こうとして―――そうやって距離を置いた祐一を想っていたので、あんなに必死に弁解したんでしょうかね。正直、黎人が怒るのももっともだと思います。あんな態度だったら誰だってOKだと思うだろうが。
 祐一・詩帆は、詩帆からの急アプローチ。舞衣への怒りは納得なんだけど、とりあえずヤっちまえばこっちのもんだぜ的なアプローチはどうかと思います。その割には祐一の呼び名が「お兄ちゃん」だし・・・そりゃ、その手の趣味がある人しか一線超えられないと思いますよ。

 詩帆vs舞衣の伏線が成立したっぽいですけど、もし詩帆がHiMEに目覚めた場合、どっちが負けても祐一が死ぬ展開に(笑)
 そう言えば、“チャイルドが死んだら想い人が死ぬ”のは分かるんですけど、想い人が先に死んだ場合はどうなるんですかね?


 なつきは一人、祭りとは無関係に別行動。詳細は後述します。

 命は相変わらず賑やかし要員?
 あおいや千絵との会話であった「好きに種類があるのか?」が伏線になったら凄いんですけど・・・

 碧は宗像の爺さんに伝説について質問。これも後述します。

 巧海と晶はまぁ・・・もはや言うこともないほどのラブラブっぷり。凄いのは、未だに巧海は晶くんを男だと思っていて、それでいてあの態度ということですよ。

 紫子は石上先生と良い感じに・・・あぁ、これはマジで石上先生に死亡フラグか?

 奈緒は知らん男と連れ立っていました。紫子との絡みは伏線なのか?

 遥と雪之は相変わらずなんだけど、雪之がこっそりと想いを募らせているのがいじらしいです。能登麻美子が大当たり。てゆうか、このアニメのキャストって基本的に全部ハマり役ですよね・・・単に豪華なだけじゃなく、適材適所といいますか。流石にサンライズが全勢力を注いだだけのことはあります。

 静留は人知れずリボンを結びに。「会長にも好きな人が?」というサプライズとともに、2クール目に向けての伏線なんでしょう。ここまで描いておいてHiMEじゃなかったら、ある意味で凄いですけど・・・果たして。



 ○ 凪の言うショックとは?
 ショックまでは日常を楽しんでおきな・・・みたいな台詞の矢先にアリッサの砲撃が始まったんで、シアーズの動きは凪にとって完全に想定外だった模様。ということは、シアーズサイドの動きを何とか止めたとしても、ショックの日になってしまえば、そこから更なる悲劇が始まるってことか。2クール目は、その2つの流れが主になるのかな??

 とりあえず当面は、「シアーズvsHiME&凪・真白ら一番地」という構図で、シアーズを倒した後に凪や真白の思惑が分かるようになる・・・ってのがシンプルで分かりやすい構成なんだけど。なつきがあかねちゃん見つけちゃったしな・・・一筋縄ではいかないか?



 ○ 三方向から迫る真実
 なつきは海で手に入れたデータと情報屋からの情報にて、行方不明だったあかねちゃんを見つけることに・・・・
 碧は考古学・歴史学の視点からこの地でかつて行われた、自分達と同じような戦いを繰り広げた者達の話を聞くことに・・・
 そして、主人公:舞衣は・・・まぁウダウダウダウダしてるんだけど、周囲の人が傷つけられるのを防ごうと戦うことでシアーズと対立することに。

 この三者三様の動きで徐々に真実に近づいていくというのは、面白い見せ方だし、キャラを上手く回せる手法だなーと思いました。碧の話なんかは最重要情報っぽいんですが、現時点ではよく分からないですね。“チャイルドが死ぬと想い人が死ぬ”が伝わったカタチなんだろうとは思いますが・・・・12という数字も、まだよく分からんし。


 しかしなぁ・・・再登場を待ちかねていたあかねちゃんが。あかねちゃんが!!
 流石、サンライズ・・・トラウマ描写はお手の物です。まさか、ここまで壊れちゃっているとは。記憶消すとかそういうレベルじゃなくて、もう人として立ち直れないから隔離したんだろうか。それとも、同じような形の他の部屋は、敗れたHiMEを監禁するための部屋とか?


 とりあえず、これで主人公サイドも“チャイルドが死ぬと想い人が死ぬ”という設定を知ることが出来るのっぽい。
 そうするとまた舞衣がウダウダ悩むんだろうけど・・・・




 1クール目はほぼパーフェクトでした。
 個人的には「ダラダラしてるなぁ」と思った回もいくつかあったんですが、それは緩急の問題であって。ストレートで空振りをとるために、その前にチェンジアップ投げとくよーみたいな回だったワケで。全てにおいて、アチラの演出意図にやられているという現状です。まぁ、僕は最初から「全力で楽しんでやるぞ!」的な姿勢だったんで、客観的な視点とは言いがたいとは思いますが・・・それにしても、この完成度は凄まじい。2クール目には更なる加速っぷりを期待します。

 ではでは。



<次回予告>
 黎人と舞衣、アリッサと深優
 本編がシリアス一直線なので、こういうコミカルなのは良い気分転換になります。コメディチックなアリッサも新鮮。しかし、宮村優子ってのはこういう不敵なキャラにピタリとハマりますね。





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